宿題のルール②

<前回の続き>

「今一人ひとり見て行ったら、『宿題をやりました』と一口に言っても、いろんなパターンがあったな。

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例えばこのAのパターン。
答えだけ赤で書いてあるんだ。

こういう人に、これは?と聞くと大体が「わかりませんでした」と言う。

う~ん…こういう人はなんなんだろう。

これを並べて「宿題をやった」と言う?

この人はきっとね、宿題はとりあえず最後まで仕上げることが大事だ。

難しいところは赤で書いちゃって、もし先生にツッコまれたら「だって分からなかったんだもん」と答えればいいや…なんて思ってるんだろうね」

ここで教室内をぐるっと見回す。
二人ほど集中力が切れているも、ほかは真剣なまなざし。こちらも負けないようにさらに目に力をこめる。

「まったくね…これじゃ意味がないだろう?

赤で全部写すんだったら、Cのように白紙の方がまだマシだよ。

だって、いつかテスト前の時間あるときにでも、新鮮な気持ちでここをやれるだろう?赤で答えが書いてあったら、やる気が失せるじゃないか。

もう一度言うけどね、
学校だったら、マル写しでもなんでもやって仕上げて提出してちょうだい。

あちらは、やってあれば「良くできました」
やってなければ「しっかりやりましょう」なんだからさ。

でもここでの授業はそうはいかないぞ。

ロクに考えもせずに、一応仕上げましたなんてのは大嫌い。
意味がないことをするんじゃない。

例えばこの問題が分からないのだったら、解説をよく読んだり、早く塾に来て先生に質問したり、親とか知っている人に尋ねたりしてやり方を知り、

そしてやり方が分かったら、この辺を固めておこうと似たような問題をたくさん解く。

そういうことに忙しくて、残りの宿題をやれませんでした、でもテスト前までにはやっておきます!なんて人がいたら、それは大変素晴らしいと思うんだけどなあ。そうは思わないか?」

再度室内を見渡すと、青ジャージを着て並んで座っている二人の女子がコクリとうなずきました。
ほう、あの子らはすぐに伸びそうだ。

「そういうコトで言うと、このB。

CIMG0912_20160415003502d87.jpg

よくやってきたけど、残念!
ハズれて赤で答えを書いた。

これはAよりはいいけどまだ不足だな。

ちゃんと検証したのかな?ただ答えを書いただけじゃない?

さっきも言ったけど答えを書くなんてまるで意味がないんだよ。

ということで、このDだ。

Bと同じやり方で間違っているけど赤ペンの入れ方が違うね。答えじゃなく間違ったところに入れているから。

なぜミスったのか、次はどうすればいいのかとよく考えているこの人はねぇ、言っとくけど、このあとグングン伸びるよ。ぶっちぎりさ。

みんなもこれからはね、

答えがどうだったかとかはどうでもいい。

それより、なぜだろう、どうしてだろうを突き詰めて勉強をやってもらいたいね。では今日の授業始めるよ!」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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