実技のお話

「先生~…内申の平均出しました」

先週三者面談した中3男子が私に声をかけてきました。

面談で話したのは、
あなたは第一希望の高校について、
偏差値的にはボーダーラインを十分超えているけど、
内申点が低いのが気がかりだという内容。

しかも、平均3.7だと言うけれど、
それは本当に実技を2倍にしたんですか?

後期は実技を2倍にして残りを足して
13で割らないと真の内申点は出ないよ?

以上のことを伝えると、途端に本人の顔から微笑が消え、
家に帰って計算してみますと言って塾を後にしたのでした。そして―

******************

今日の自習の模様(17:00)

CIMG0592.jpg

私も生徒の中に入って執筆↓

CIMG0587.jpg

******************

「それで?いくつだったの?」

私の問いかけに、男子は苦笑いしてうつむき「3.4でした」とポツリ。

「3.4!!!」
「いや~ハハハ…」

「うぅ…それは終わったな…なんでそんなに…」
落胆する私の横で、男子は頭をかきながら言いました。
「美術の2が痛かったっす(笑)」

「分かる。俺もそうだった。
上品な女の先生でね。とんと好かれなかったなぁ…」

「はい、僕もです。ダメっすね…」

「具体的にどこがいけなかったと思う?」

私の問いに男子はう~ん、どこっすかねぇ~とつぶやき、
やがて思いついたように言いました。

「画用紙の何も書いてない部分とかですかね…」

「ん?」

「いや、僕は何も書かないことであえて
光が差し込む様子を表現したかったんすよ。
でもそれじゃダメだって…」

「いや~お前の気持ち…よぉく分かるね。ほかは?」

「家庭科も…」
「なに?」

「肉じゃがの作り方で」
「ほうほう」

「ジャガイモの切り方とか分かんないから、
全部『いちょう切り』って書いたんですよ。
そうすればどこか当たるっていう…フフフ」

「うわー…それは真面目な先生にもっとも嫌われるやり方だな…」

「あと保健も…」
「今度は何だ?」

「僕、幼児の気持ちとか分かんないっす」
「フフ、なにそれ?」

「幼児が泣いてて、
その子になんて声をかけるかっていう…
吹き出しにセリフを書く問題で…」

「ほう、それになんて書いたの?」

「『こんにちは』って」

「ワハハハ!それは面白い!
いや~俺なら5をくれたいね!
でも、なんでその答えがダメって分かるの?」

「テストを返されたときに」
「ん?」

「先生が残念そうに『この答えはちょっとないかな~』
って苦笑いしながらテストを返しました」

「あっちゃ~…その瞬間に3以下確定だね…」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR