親が勉強を見ること

先日、あるお母さんから尋ねられました。

子供(小6)が宿題をしていて、たまたまちょっとそれをのぞいたら間違いが見つかった。

そこでやり方を教えているうちに、だんだん何で分かんないのとイライラしてきてケンカになった。

どのみち宿題は塾で(学校で)マル付けされて教えてもらうんだから、親はかかわらない方がいいんですかね?という内容でした。

いや~これは深いテーマですね。
同じようなことを思った保護者の方は多いのでは?

これから冬休みに入り、親子の接触は普段より多くなると思います。
私の見解を述べておきましょう。

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親は子供に関わった方がよい

この1か月間のあいだに、五橋教室で様々な方と面談を行いました。
あちらはチラシをまいていません。

東西南北、方々から、当塾のホームページや私のブログをご覧になっていらっしゃいます。

ふざけたことばかり書いているのを少し反省しつつお話を伺うと、教育熱の高い方が多い。

毎回親御さんとお話しするうちに、私は自分の子にこれほどやれるだろうかと思わされます。

ちょっと例を挙げると

★通信教育をやっている中学生女子。校内試験は英語が80点台、ほかは50点台。英語がいいですねと言うと、「こちらは私が教えられるんで…でも数学は全然教えられません」とお母さんは笑って言われました。

通信教材で自学自習できる子ももちろんいますが、実際は放置してしまう生徒さんが大多数。だからできれば人の手を入れてあげたい。特に英語は、一度崩壊してしまったら後からの挽回が大変な科目。お母さん、よくやってくれました。

★中高一貫校、中2女子のお母さんも子供が受験のときに通信教材プラスやり方の指導をされました。私が過去に書いた勉強法の記事をプリントアウトして、このようにやりなさいと厳しく指導された。その結果、どこにも通うことなく合格を果たされました。

いや~私は確かに以前そういうことを偉そうに書きましたが、自分の子には全くできていません。一緒にぷよぷよをやっている場合じゃないなと深く反省。

★現在海外留学中の高1男子のお母さんは、子供が小学生のうちから休みを利用して、数週間、1か月、と少しずつ子供に海外経験を積ませ、そして現在、1年間にわたる長期留学を実現させました。お詳しいんですかと尋ねると、全部ネットで調べたと笑ってお答えになる。いやはや…

★近くの集団塾、個別塾に通ったが、管理がなされていない。自分は教えられないが、管理ならできる…と、お母さんは受験まで息子さんに宿題のルールをきちんと決めて管理されました。ナンバースクールに合格。

★私も同じようなことがありました。算数は得意だったのですが、数学でつまづいた。中学に入ってマイナスが出てきたときにワケが分からなくなったのです。

中1の4月から5月、学校の計算プリントは毎回0点でした。5-7と言われたって、5から7は引けないじゃないか!と憤る毎日。見かねた親が鬼になりました。

部活から帰ってきた夜6時から、チラシの裏に母親が走り書きした計算をやらされました。10問全部当たらないと飯が出ないからこちらは必至です。しかしどうにもわからない。

バツをつけられ、直しをして、30枚ほど消化した午後9時、父親が帰ってきて今度は2人によるスパルタが始まります。

「何でこんなことが分からないんだ」
「バカだね、お前は」
「いつになったら分かるんだ、バカでねーのかお前は」

とまあ、教育NGワードの雨あられ。我ながらよくぞグレなかった。

その日は結局、-3-7だの、11-(-2)だの、そんなレベルの問題を夜12時まで解かされました。

それでもできなかったからその特訓は翌日も、その翌日も続きます。

途中、もういやだ、なんで毎日12時まで、と泣きわめき、もうご飯を食べさせてくれと懇願してもダメ。

そうして毎日6時間×1週間=計40時間ほどやらされたある日、ようやく、こういうことか!と分かるようになりました。

親が私に勉強を教えたのは、人生でその1週間のみ。正負の数は、5分もあればどんな子にも分からせることができる今の自分を思うと、ウチの親はよほど教え方がへたくそだったんだと思います。

それでも、アレがなかったら数学はもちろん、勉強全般が終わっていたなと確実に思えるので、当時の自分に特訓をやってくれた親には今でも感謝しています。

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冬休み、リビングでたまたま子供の勉強を見かけるときがあるでしょう。

そのとき、なんだこれはと間違いを見つけたら、

そしてそれをもし教えられるようなら、

どうぞ熱心に教えてあげてください。

その際、ウチの親のようなNGワードは決して言わないことが条件です。

私は鋼鉄の心を持っているから大丈夫でしたが、バカだとかどうしてこんなものがなどと言われたら普通は耐えられません。

そしてできたら、1問当たるごとにほめていただきたい。

私は先日、よくできたな~と目を細めてみんなの前で中1長男の頭をガシガシ撫でました。

向こうはかなり恥ずかしそうにしていましたが、目元口元を見るにうれしそうでした。

教えることはできなくても、努力を認めて褒めることはできると思います。どうぞお子さんに関わってください。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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