テストの頑張りはほめないとね

最近、外部の方から私宛に教育相談のお電話をいただくようになり、昨日は青森からも直接お話しをしたいとのお電話があってビックリ。

しかもみなさん、このブログを1~2年前に知ってそこからずっと楽しく見てきたと言うのでさらに驚きです。見ている人はこの地域で塾を検討している方だけかと思ってたのに…。

さらに電話の最後に「これからも楽しみにしてます」とか「お体ご自愛下さい」「励みになりました」と言われるので、私は疲れがいっぺんに吹き飛びました。さあ今日も書くぞー。

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先週の夕方、中3模試の結果が届いたので、自習に来ていた生徒らに渡して行きました。

「おお、随分伸びてるじゃないか。
今は世の中の人たちも頑張ってる最中だからなあ、
その中でさらに伸ばすんだから、お前はすごいね」

成績表はただ返すだけじゃなくて、一言添えるようにしています。
ほんの1,2分だけどこれが効くんだ。

ふと、そばのテーブルを見ると、増田中4人が成績表を見て話し合っていました。

チャンス到来!…励ましに行くか(笑)

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「先生ー!あたし、偏差値が○○まで来た!」
さっそく、女子がアピールしてくるので、
「いや~すごいすごい!」と手放しでほめ、

隣の男子に「前回ドンと上がったのはマグレじゃなかったな!」
と今回のキープを称えると、
「いや~もっと行くと思ったんですけど」と彼が答えるのを誇らしく思い、

向かいに座る男子が、
「先生、オレも最近上がってきているんですよ」
と恥ずかしそうに言えば、
「ほう、お前もか~。そういえば最近、よく机に向かってるもんな」と頑張りを認め、

隣の女子が
「先生!数学と理科どうやったら取れるんですか!」
と泣きじゃくれば、
「お前は感情で生きてるからな~。
吹奏楽部が理数で困るのは今に始まったことじゃない…」
と慰めます。

「感情で生きてるってどういう意味ですかッ!」
「ほうら、そういうところがいけない。冷静に聞ける?」

「ハイ、聞けます!」
「感情を優先する人…つまり美術家とか音楽家とか芸術家に多いけど、そういう人は感情が優れている分、論理性がちょっと足りないんだよ」

「ロンリセイ?なんですか、それ?」
「これがこうなって、こうなって、こうなる…というように段階を追って考えること。これが吹奏楽部にはムリでね。大体が聞いている途中に、あ~もうメンドくさっ!てなっちゃうんだよ」

「ああ、なりますね(笑)」
「だから解けないの。モリの姉ちゃんもそうだった(笑)」

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「じゃあ、あたしはどうすれば……」
「難しいところはパスしてさ、、、40%以上の人が当たっているところは確実に取るという戦略で。間違ったところの復習はそこだけでいいからやるんだ」

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その後―

中2の授業準備をしていると、まだ授業開始30分前にも関わらず増田中の女子2人がやってきました。

「おお、早いね~!ところで次のテスト、2人とも5番以内な」
私があいさつ代わりに軽いジャブを放つと、2人はう~ん…と溜めたあと、一応…という感じで「…はい」と返事をしました。

よぉし、それでこそオレの見込んだ男!
否定をしないことが大事だ!

しかし、片方が言いました。
「でもさあ~あ、私はどうしたらいい?先生のブログ見たけどさあ、私はどっちのタイプだと思う?」

「ほう、アレを見たのか。『1位を取るには』ってやつでしょ?」
「うん、お母さんに見なさいって。
でも私…どっちのタイプでもないんだよなあ」

するともう一人が何ですかそれはと言うので、私は過去に目覚ましく勉強ができた生徒の例、

あらゆる問題集を完全制覇する横展開型と、1つの問題に何時間も考えられるほどの集中力をもつ縦展開型の話をしました。

「ね~え?私はどっちだと思う?」さっきの生徒がまた口を開きます。

「う~ん、お前は勤勉型じゃないよな」
「うん、絶対違う」

「やっぱり集中力型だろうな。ただなあ……お前は夢見る乙女だからなあ…」
「え…(笑)?なんですか、それ?」

「だってお前はお姫様じゃん。それだと思考の最中、どっかで感情が混ざってくるんだよね」
「ハハハ、感情が混ざったらダメなんですか」

「ダメダメ。マシーンになりきらないと。
機械に感情がある?ないでしょ。
中3のアイツを見てみろよ。
どこからどう見てもマシーンだ(笑)」

「え~、なんかヤダ~(笑)」
「その言い方……そんだけ女子力が高いとダメだね(笑)」

しかしその日の授業後、たまたまだと思うのですが、みんなが帰宅する中、その女子は授業内に解けなかった数学の1問をずっと考え続けていました。

やがて30分が経ち夜10時に。
「ねえ先生、こことここは同じでしょ?」女子が質問してきます。
「いや、そうとも限らないよ。同じかもしれないし違うかもしれない」

「なんで!だってさあ・・・」
「言っていいの?」
「あ・・・ちょっと待って」

こんなやり取りが何回か続き・・・
「出来た!○○度でしょ?」と言ってきたのは午後10時半。(保護者の方、お待たせしてスイマセン…)

「当たり!すごい集中力だったね。やっぱりお前は天才だ!」
私が手放しにほめると、女子も笑顔になりました。

「イェーイ!お母さん全然褒めてくれないからうれしい!」

お…お母さ~~~ん、褒めてやりましょ!

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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