1位を取るには(番外編)

金曜の夜、個別指導を終えた元塾生の高谷先生をつかまえて聞きました。

「あなたは過去に490をバンバン取ったけど、どうすれば取れる!みたいなものはある?」
「えー、どうですかね…う~ん…」

「その人は学校のワークを3回繰り返し、塾のワークも宿題も完璧らしいんだけどね」
「3回も繰り返すんですか?!うわーすごい!」

「……アンタは繰り返さなかったの?」
「あー…ハハハ、ないです…ね。学校のワークと塾のワークは一通りやりましたけど…」

「理科、社会の暗記科目は?要点をまとめたりしなかった?」
「う~ん……そんなには…何個か壁に貼ったりしてたかな…う~ん」

「ふう~…やっぱりただの天才だったか…」
「す……すいません」

あ~あ、なんか参考になることが聞けるかと思ったのに・・・

「でもオレは思うんだ。アンタのように1問に何時間でも考えられる奴は滅多にいない。きっと考えるのが好きなんだろうな」

私が肩を落としてこうつぶやくと、彼女は言いました。
「あー、そうですね、テストは好きでした」

(なにっ?!テストが好きだと?)

私はその言葉を聞いて全身に緊張がみなぎりました。

まるで釣り堀で長い間ピクリとも動かなかった浮きがヒュンと一気に沈んだ感覚とでも言おうか…。

(これだっ!正体見たり!

いいね~~~~~~~!

ああ、この言葉……体全体に染み渡る…。こんなの近年聞いたことないなあ。

「いや~明日は模試か~楽しみだね~!」というと、はぁ?楽しみ?何言ってんの?という顔をされ、

「さあ結果を返すぞ!」というと、別にいらないと言われ、

「うわ~これは難しそうだなあ!おいしそ~!」と難問に顔をほころばすと、なんかキモイんだけどと言われる日々。

いや~分かった。やっぱりここだ。トップに立つ人間はマインドが違うんだ…)

私はおまけにもう一つ質問しました。
「最初は1位じゃなかったということだけど…学年1位を取りたい!とか思ったことある?多分ないんじゃないかと思うんだけど」

すると彼女は笑いながら即座に返答しました。
「ああ、ないです、ないです(笑)」

「そうだよな。勉強を楽しんで夢中になっているうちに気付いたら1位になってたと。わかるわ~。だから別に3位とか5位でもそんなに悔しいとは思わない。…だろ?」

彼女は同意しました。

そう。5位でホントに悔しくないかと聞かれたらウソになるけど、、、

でも上の4人と自分に何か強烈に難しい問題を一つ与えられて誰が解ける?みたいなコンテストがあったら、

それを解けるのはこのポンコツどもではなく絶対に自分であるという自負はあった。

それでいいんじゃないかな。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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