100を取る人との差

<前回の続き>

― パターン練習をしたおかげで、テスト前に解けなかった数学の問題が解けるようになった高校生。

しかし、見たことのない問題にしてやられ、結果は70点台となった話の続き ―

「どんなに対策をしても、未経験の問題というのは必ず出るもんなんだ。そしてそこが上位との分かれ目だ。

解ける人は100点近く取るし、解けない人は平均の6,70点にとどまる。・・・厳しい世の中だね。

じゃあ、どうすれば解けるようになるのか。

それはね、、、問題集を数多く解けばいいというもんじゃない。

むしろ一問でいいから、それをじっくり自分の頭で考えたか、脳みそを使ったかがポイントなんだ。

お前はいつも解答を広げながら数学を解いてるだろ?アレがいけないんだよ。

いや、お前だけじゃない。ほかの人もほとんどそうだな。

問題集とノートを広げたその横に解答も広げて勉強をやってるよね。

この前、ほかの一高生にそれを注意したらオレのやり方は「効率が悪いと思います」と言われたけどさ(笑)

英語とか古典、理科、社会は分かんなかったらすぐに解答を見てもいいんだよ。

単語とか知らないものは閃きようがないからね。

だけど数学だけはそれではダメなんだ。

いいか、図で書くとね、

「解答」というのはこのように、問題の解き方を最短距離で示してくれる便利なものだ。

DSC_0191.jpg

そうだな、偏差値65以下の人は、解答をバンバン見てもらっても構わない。まずはやり方を覚えようってことで。

でもその上を目指そうとするならね、

解答を見ないでどうやれば解けるかをとことん考えることが大事だ。

例えばこのように、Aのやり方を思いついたとする。

で、実際やってみると、それはなんだかゴールからどんどん遠ざかっていくようで途中で行き止まりになってしまった。

で、あくる日、元に戻って今度はBのやり方で試してみた。

これはやや遠回りだけどなんだかゴールに近づいているようだ。

よし、これで行ける!と思ったら、、、あと一歩のところで届かない。あれこれ試行錯誤をしてみたがやっぱりダメだ。

絶望に打ちひしがれながら、今度はダメもとでありえないと思ったCを試す。しかし、やはりダメ。

DSC_0191.jpg

Dは面倒なんだけど、、、もうこれしかない。

やってみると、案の定、途中で変な数字が出てきて険しい道のりになってきた。

でもその藪を強引に刈っていくと、ようやく日の目を見てゴールイン。

やった!やってやった!オレって天才じゃないか!と感動する。

そこで一応答えを見て確認したら、当たってはいたけど・・・

なに~!全然違うスマートなやり方があったじゃん!ってね。

この一連の経験が、、、

数学を解く上でとてつもなく重要なんだね。

A、B、Cの行き止まりは、一見効率が悪いように見えるけどそうじゃない。

それを思いついて試したということが血肉になるんだ。

見たことのない問題に出くわしたときね、

今みたくA、B、C、Dといろんな引き出しを常時携えている人は強いよ。相手によって武器を使い分けることができるんだから。

一方、解答をすぐに見て、最短距離ばかり歩いてきた人はね、足腰がひ弱でいざというときに使い物にならない。

「これは今までやった問題集のどこに書いてあったろう・・・」なんつって、検索を始めるんだよ。どこにもないのにね。

いいか、お前が90点以上を本気で取りたいと思うなら、今後は解答を見ないでとことん考えることだ。

正解していたかどうかは二の次。ただの一問に一晩でも二晩でも考え続ける勉強が大事だ。」

男子生徒は話の途中一つ一つうなずき、私が話を終えるとやってみますと力強く言葉を返しました。

そして部屋の前に座っていた南高の高3女子も話を聞いていたようで、
「今の・・・私にぴったり当てはまります。見ちゃダメなんですね」と言いました。

「まあ、100点を取ろうとしたらの話だけどね(笑)

でもお前はまずは英語だ。テキスト見ながらでいいから早く単語を暗記してくれよ!」

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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