土曜の話③

面談のとき、ブログ見ましたよ、面白いですね!なんて言われると、お世辞と分かっていてもうれしくなってペンが進みます。
よって今日は初の3本立てで。

ここまで高校生の話でしたが、土曜の夜は中1集団授業も行われています。

この日は昼間に文化祭があった後だけにみんな疲れている様子。

「最近どうですか?
中だるみというか、宿題やってこない生徒とかはいませんか?」

と、英語担当の加藤先生に聞くと、そういう生徒はいませんよ、みんなしっかりやってきますとの返事。頼もしい。

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数学担当の真田先生に聞くと、標準クラスの方で最初は怠けがあったけど、シメたらなくなったとのこと。

「シメる」という言葉に若干の戦慄を感じたので詳細を聞くと、真田先生は言いました。

「2回目の授業のときかな、
宿題をやってこない生徒らがポツポツいたので言ったんだ。

あまり先生を怒らせないでください。
先生はほめて育てたいんです。

ここは学校とは違うの。
お金をもらって授業をやっているから、
宿題をしてこない人は残ってでも、
首根っこ捕まえてでもやらせなくちゃいけない。
いいですね?と」

ひょえ~・・・

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*****************

午後10時、高校生の授業が終わって通路へ出ると、

中3の二中男子3人がテーブルの上の紙にじっと目を落としているのを発見。

その20分後―
まだ微動だにせず。
いったい何をやっているんだろう。

近寄って様子を見ると、何やら一つの問題を3人がしばらくの間考えているようでした。

私が、助け舟が欲しいか?と声をかけると、古株が叫びました。
「まだ言わないでください!」

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改めてテーブルを見ると、彼らが塾の本棚にあった何かをコピーしたのだろう、数学の図形の問題が置かれていて、横にその解答冊子もあります。しかしそれを開いた気配はない。

「オレら、9時半ぐらいからずっとこれを考えているんですよ」とその男子。

(いいねぇ・・・)
私はあごに手をやり、しみじみと感じ入りました。

ただの一問に1時間ビタッと静止したまま考え続ける。

沈思黙考。静謐空間。

この世にこんな幸せな1時間の過ごし方がほかにあるだろうか。

こいつ・・・、中1冬に来たときは1分も考えられなかったのに・・・成長したなぁ。

今まで何回こいつを怒ったことか。

(中2春)
「お前!また宿題やってないだと?
なんでバカなくせにやらねーんだよっ!」

「おいっ!宿題やったっていうけど、これは答えを赤ペンで写しただけだろ!」

「そんなことしたって意味ねえというのが分からねえのか?」

「埋めて提出は学校だけでいいんだよ!オレには写すな!」

(中2秋)
「よし、今回は写してないな。
でも問題はやってない。
いまからやるんだ、午前2時までは教室を開けよう」

「はい、今、式と答えだけ書いて次に行こうとしたな!
なんでそうなるか考えてないだろ。
だからいつまでもバカなんだよ」

「当たってるかどうかなんてどうでもいいんだ。
それより脳みそ振り絞って考えたのか、そっちの方が大事だ!」

「いいか、解答を見るときは切腹するときだぞ!」

「1問に3日悩んで、宿題全然できませんでした。
もしお前がこんなこと言ったらオレはきっと感動でお前を抱きしめるね。コラ、キモイ言うな!」

それから約1年。

数学の偏差値はみるみる伸び、

無題

5科目合計の偏差値も伸びた。

無題2

今では私が勉強に口を挟むこともなくなった模範生。

いや~、人って・・・
変わる人は変わるんだねぃとしみじみしながら問題に目をやるも・・・結構難しい。

その後、私と二高生も含めて5人でじっと問題を眺め、

至福の時間は夜11時過ぎまで続くのでした。。。

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テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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