鬼になるとき

先週末のこと。

試験まで残り一週間を切った中2男子を指導中、

30分の延長授業の中で、キーワードを聞いても答えられないのが頻発し、昨日の勉強時間は?と聞いたら、「え~、ほとんどやっていません・・・」との返答が。

従ってこの日が期限のワーク提出(※)も当然なし。
※塾では定期試験1週間前に学校ワークを終わらせるルールです。

この人は5教科合計400点に満たないけど問題を解くスピードが速いので、特別に監督推薦枠でSクラスにしていました。それなのに…

私はふぅ~っと一つため息をついてからしばしうつむき、、、
(ここは鬼になろう…)と心に決めて、一発ホワイトボードをぶん殴りました。

「オイ、てめぇ!何でやんねぇんだよ、こんなカンタンなのも分からねえで!
お前が利口ならやんなくてもいいよ!でもさ・・・

バカなんだからやんなきゃダメだろ!

試験1週間前に何もやらないだと?
ザケんなよっ!

オレはな、バカなくせにやらない奴が一番嫌いなんだ!」

私はすべての講師に、「こんな簡単なのも解けないの?」なんて絶対生徒に言っちゃダメだよ、まして「バカ」なんて言葉は絶対に使ってはいけないよと指導しています。

でもこの生徒は、、、
力があるのに勉強をナメくさっている。

こういうのには優しく諭しても無駄です。

褒めて育てようなんて通じません。褒めておだてたらますますアグラをかく一方です。

ここで私が生徒に指導するときのパターンを話すと、

①学力が高くて、勉強も良くやる
⇒こういう人は、テストはほぼ高得点。言うことナシ。もちろんほめます。「お前はいつもがんばってるよな」と、こちらが認めていることもハッキリ伝えます。

②学力が高くて、勉強をしない
⇒これで点が取れてる場合はOK。怒らないけど、ほめることもありません。

⇒これで点が取れてない場合は上のように大激怒となります。理解力のある生徒は、自分がどうして怒られているのか分かり、行動に移せます。

③学力が中以下だが、勉強をやる
⇒ここはほめます。塾にいるすべての講師が、こういう人こそ引き上げてあげたいと思って懸命に指導しています。

④学力が中以下で、勉強もしない
⇒「はい、前回の再テストね」「やってきてない?じゃあ残ってね」と機械的にやります。勉強の意味や主体性を説いてもまだそれを理解できるレベルに至っていません。だから怒ることもない。ただ淡々と平均+αを目指してやります。

そして単語を覚えたり、計算ができたりしたときにここぞとばかりに褒めますが・・・やっぱりやってこない。
従ってやはり粛々と対応します。
部活で言うと、しのこの言わずまずは走ってこい、素振りしろということです。

*****************

先の生徒、あれほど怒ったのに次の日も勉強は1時間ほどとのこと。

こうなるともう④の対応しかありません。

私はもう怒ることはせずに、
おととい日曜日、昨日、今日と毎日教室に呼び、課題を伝えて4~5時間机に向かわせました。

ここで腐ってテキトーになっちゃう生徒もいますが、

3日間の様子を見る限り、この生徒は学習姿勢よくマジメに問題を解いています。

主体的ではないけれど、今はこれでよし。やがて自ら動くときがやって来ます。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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