狂ったお祭り

おとといの月曜日、二華高に通う女子生徒が私のところに来て怪訝な表情で聞いてきました。
「先生、昨日の一高祭の話、知ってますか?」

私は一高と聞いて一瞬、ほう、また海パンブラザーズが何かバカをやったかと興味がわきましたが、女子の表情はどうもそういうことではなさそうです。

「中夜際で・・・」
女子はそこで言葉を区切ってからためらいがちに言いました。「AVが流れたそうです」

「は・・・?」

私は全身が硬直しました。「AVって・・・まさか・・・アダルトか?」恐る恐る尋ねると女子は「ハイ」とうつむきました。

「ウソだろ?そんなコトあるワケないだろ」
「いや、友達が言ってました」

「じゃあアレだ、どっかの小部屋で誰かがこっそり見てたやつをたまたまその子が目撃したとか・・・」
「いや違います。みんないるところで流れたらしいです」
「ウ・・・ウソ・・・」

信じられない・・・。
私は状況がイメージできず、しばし呆然としました。

「そこに一般の人も来てるんだろ?」
「・・・ハイ」

「保護者の方とか、中学生とか小学生もいるよね」
「・・・ハイ。その友達に私も同じこと聞いたらいたって」
「ヒデぇ・・・」

**************

昨日の中3特進の授業。

私は一高祭に行った中3男子らに聞きました。
「お前ら、一高祭どうだった?」

すると3人ほど行ったようで、彼らは口々に「スゲェ楽しかったッス!」と鼻息荒く語りました。

私は無表情のままため息交じりに、
「中夜際にも行ったのか?」と聞くと、

彼らは、ああ、あのコトかと互いに顔を見合わせニヤニヤし、○○は真剣に見てたよねなどと仲間を冷かしあっています。

一高に行ってない男子らもニヤけているから、この話は結構広まったんだろうと思いました。

「ふぅ~・・・やっぱりホントだったんだ・・・」
私はがっくり肩を落としてつぶやきました。「一高も地に落ちたもんだな・・・」

さっきまで笑っていた男子中学生らは、私を見て笑うのをやめました。一方、話を知らない女子たちは???な表情。

「それ、一般の人もいたんだってな」
私が男子のかたまりに向かってぼんやり聞くと一人が「ハイ」と答えます。

「まあお前たち中学生が見てるんだからそうだよな。
お前たちより小さい子はいたか?小学生とか」
相変わらずピクリとも表情を変えないまま聞くと、「はい、いました」の返事。

「チッ、クズどもが・・・。最低だな。こんなに胸クソ悪い気分になったのは久しぶりだ」

事前に聞いて分かってはいたけど、ここまでハッキリすると改めて嫌悪感がこみ上げてきます。

「自由を履き違えやがって・・・バカどもが。
品格のかけらもない。
今ごろ一高は抗議の電話が殺到してるんじゃないか?」
「えっ?」

「当たり前だろ。公然わいせつだよこれは。警察に捕まる話だぞ」
「えっ、そうなんですか?」

はぁ・・・こいつら・・・「一高」というキラ星に目がくらんで、善悪の判断もつかなくなっている。

一高=頭いい人=彼らがしていることは正しいとでも思ってるんだろうか。

きっとこういう中学生は多いんだろうな。だからこそ、そういう映像を流した奴が憎い。

しっかし、、、
そのバカが一人で勝手に暴走したわけではあるまいに。
周囲にそれを注意する人間がいなかったのだろうか。

もしみんながそれを見てただ踊り狂っていたとしたら、一高もただのカルト集団になり下がったということか・・・。

「その場にいた女の人はどうした?」
私は相変わらず暗~く沈んだ気分で男子らに聞きました。

「え~・・・映像が始まって、、、
女の人は少しずつその場を離れていったような・・・」

「だよな・・・チッ・・・クソが・・・

聞けば聞くほどサイテーだ。

部室で数人が集まってこっそり見るならまだしもさ、

女、子どもがいる中でそれを流すかね。狂ってる。

あ~あ・・・、一高というのはオレにとって誇りだったんだけどな。

今はそこ出身が恥ずかしい。

お前らそんな学校に行って楽しいか?志望校変えたら?」

**************

一高というのは、長い間先生が学校行事にノータッチ。

すべてはこの学業優秀、自主自律の精神を持つ学生らに委ねようということで歩んできました。

上述の無分別な生徒が生まれたことは大変残念ですが、

仙台一高は自浄能力も極めて高い学校と認識しています。

愛をこめて。

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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