美の演出

先生が生徒複数を指導する高校Bコース。(学習時間は3時間)

この日は8人来たので、私と橋本先生が入ります。

宮一に通う高3女子は、英語が弱点。

単語力がからっきしなので、塾に来たら個室で30分単語CDを聞いて発音を。その後単語テストをやり、数学はセンター試験問題を解く― と、こんな感じであっという間に3時間が経ちます。

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この生徒、数ⅡBのテストの結果を見るとベクトルが苦手なようでした。

そしていくつか言葉を交わしているうちに、これはどうやら公式の成り立ちが分かっていないようだと気づきます。

公式がどうやってできたかを知ることは、数学力上達の基本中の基本で、昼間の中3特進の授業でも、あらゆる公式の証明は抜かりなくやります。

そこでもちろん、この生徒にも式の意味を一つ一つ丁寧に指導するのですが、それでようやく分かってくれたようでした。

**************

少し離れた場所では、橋本先生が一高の高1女子に数学の先取りを行っていました。橋本は終始ニコニコしながら女子に意気揚々としゃべっています。
「こうなってこうなって・・・こうなる。ほら、美しいじゃん!どうだいこの形は!」

フッ・・・「美しい」とは橋本先生らしい。

そうなんだよな、数学は式とか途中経過、答えに「美」を見い出せるかどうかが大事なんだよなあ・・・と思ってみてると橋本節はまだ続きました。

「いや~綺麗だね!ほら見てよ、これ!」

「どう、これ?カッコいいだろ~!このまま教科書に載せたいね」

そうそう、文字と数字の羅列を綺麗と言うその感覚、素晴らしいね!

「これはこう解くんだ、大事だから覚えよう!」とかじゃなく、美を感じ、好奇心を寄せて「感動」を演出する、そういう授業ができる先生はアナタのほかになかなかいないんだよね。

ほかの先生、参考にしてよ。数学は「まあ、数学って美しくてステキね~!」って生徒にため息をつかせれば勝ちだよ。

そのためには橋本先生のように、まずは自分が数学に酔ってるところを恥ずかしがらずに見せないと。

・・・まあ大概、生徒にキモいって言われるんだけどさ。

橋本「次は?うわ~、これは!たまらないね!ワクワクしてこない?」

女子「え?・・・ハハ・・・別に・・・」

(・・・ほらね・・・)

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テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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