あとからドン!

「1学期、期末テストの結果が出たよね、順位を書いてくれないか?」

昨日、中2特進クラスに用紙を渡すと、

「先生!聞いて聞いて!」
「先生!早く結果を書きたい!」との声が。

こういう人は、聞かずとも成績が上がったことは分かります。

問題はその一方。
得点記入表に数字を書いたあと、なかなか手渡そうとしない生徒は…思い通りにならなかったのでしょう。

こういう人に「なんだその点数は!」とチクリを入れるのは逆効果。

長期的に成績を伸ばすためにはここでのフォローがとても重要です。

成績表を裏返して恐る恐る差し出す女子。

私はそれを受け取って表に返し、数字を確認。

その間女子が私の表情をじっと観察しているのが分かります。

それに気づかぬふりをしながら、数字に動じるそぶりを見せずに、
(一生懸命教えた方からすると、成績ダウンはもちろんがっかりです)

女子に一こと言いました。
「間違ったところはちゃんと見直したのか?」

女子は怒られることを予想していたのか、
私の反応にやや意外な表情を見せ、
戸惑いながら「ああ、はい…」と返答。

「そうか…、お前はデキるからオレは心配していないよ。
何点だったか、順位がどうだったかなんてどうでもいいからさ、
それより、どうして自分のは間違ったんだろう…って、
それだけはしっかりチェックしてくれよ」

その後、みんなの成績表を受け取り、
全員の結果を確認してから、
私はクラス全体に向かって言いました。

「さて、まずは今回上がった人!良く頑張ったね。

ああ、下がった人もいたな。下がったのは残念だけどさ、

でもまあ良かったんじゃない?一度下がんないと、マジでやってやろうって気にならないからね。

ちなみに、一回も下がることなく、テストを受けるたびに上がり続けるなんて人は…滅多にいないね。

いてクラスに一人くらいかな。その人はよほど最初の頃バカだったんだと思う。

だからそう気にするな。それより次に向けて歩みを止めないことの方が大事だ。

ああ、そうそう、努力直線と実力曲線の話を知ってるかな?」

私はそう言ってホワイトボードに図を書きました。

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「例えばある人が、今週問題集を10ページ解いた。

次の週も10ページ、その次の週も10ページとやっていく。そうすると…

その人のやった分量は、10、20、30と直線的に増えていくよね。

でもね…

その努力は、はじめはなかなか結果にはつながらないんだ。

なぜなら実力はこの赤線のようにあとから一気に来るもんだからね。

だからこの時期が一番つらいね。(図を参照)

だって結構やってるのにさ、結果がでないからね。

そうするとある人はこう思う。

『これ以上やっても無理かな…』

『勉強なんてやっても無駄だ…』

『自分はバカなんじゃないか…』

『もう英語は捨てよう』なんてね。

でもそこをがんばって乗り切った人が・・・

あとから、ドンっ!と成績が上がってその恩恵に預かるんだ。

あ、言っとくけど上がるときはホントに一気に上がるよ。

中3で今1位の男子は10位から一気に1位になった。

オレも30位くらいから中2夏の実力テストで突然1位になったし。

そして上がったあとはさ、今度は逆。

この図のように、勉強量よりも実力の方が上なんだ。

だからさしてガツガツやらずとも高得点は取れるの。

だからオレは友達に良く言われたよ。

中2の冬、毎日3時に起きて新聞配達してさ、学校の午前の授業はほぼ熟睡。それを知っている友人からどうしてお前は勉強してないのにそんなに取れるんだってね。

そのときは、さあ何ででしょう?天才だからじゃない?なんて言ったけど、今はわかる。だって中2の春から夏休みにかけて死ぬほどやったからね。

1学期期末では結果が出なかったのも今となっては良く分かる。

だからみんなも、今回がどうだったとかじゃなくてさ、

一個一個、分からないところをきちんと片づけていこう。

そうすれば・・・あとから一気にドンっ!だよ!

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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