計トレ延長戦

中2集団の標準クラス。

授業の最後は、計算トレーニング(全11問)で締めます。

これが終わったら帰って良し、間違っていたらエンドレスで解き直しというのだから、生徒らは疲れた体にムチ打って最後のひと踏ん張りに励みます。

この時間は、「終わりました!」「先生分かりません!」など、方々で手が挙がるから先生も大っ変。

そこで、特進クラスの授業を終えた私も標準クラスに入って、一人一人のマル付けや分からない子への指導に明け暮れます。

約20人いる教室で、時間通り9時20分に帰れる生徒は約3人、

1,2問ミスがあり、そこを自力で間違い直しをして10分後には帰宅できる生徒が約5人、

問題全体の半分くらいが解けず、一つ一つやり方を教わりながらどうにか9時40分ごろに帰る生徒が7人、

そして残りの4、5人は―
なかなか手が進みません。問題1個1個丁寧に教えてあげないと厳しい状態です。

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加えて、おいてけぼり感を払拭するため、

「今できなくても全然OK!これからだから!」
「そうそう!よくできたね!」

と、褒めて励ましてやる気が萎えないように勇気づけます。



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こちらは今日の様子↓
遠藤と私のほかに、先生が2人が入って、4人で4人の面倒を見ます。

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一番最後は最近入会した女子で、すべて終了したのが夜10時過ぎ。

10時半ごろ、お母さんが迎えに見えて、
「いつも丁寧に指導していただいてすいません」とお辞儀をなさるので私は慌てて言いました。

「いえいえ、そんなことはどうでもいいんです。
それよりもこんな遅い時間まで束縛してしまってすいません」

するとお母さんは、「いえいえそれはいいんです」とおっしゃるので、私はちょっとホッとして言いました。

「そう言っていただけると、心置きなく指導ができます。

でも、あの子はエライですよ。

普通、10時まで一人取り残されたら、こっちが一生懸命教えていても、『何で私だけ!』って腐ってペンを持つのもイヤになるものなんです。

ところがあの子はそういうことはありません。

このままいけばすぐにできるようになりますよ」

そう話しているうちに、教室から女子が出てきたので私はさよならを言って中に入りました。

その後、指導していた遠藤にあの子の様子はどうだったか聞くと、

最後の方、夜10時を過ぎたあたりからポロポロ涙が出てきたとのこと。

「なに~!やっぱりアレか…一人になって疎外感を感じちゃったか…」

「いや、違います。私もビックリしたんですけど、どうしたのって聞いたら『私はこんなにできなかったんですね』って言ってました。相当悔しかったんじゃないですかね」

「ほう、そうかそうか。
てっきり現実逃避の涙かと思ったら…
そうじゃなくって、逆に現実を直視した結果なんだな。

ならば見込みがあるね!
これからも特訓を続けて早くできるようにしてやろうよ!」

「はい!」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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