個別指導の生徒たち①

「いつもずっと手が止まっているように見えるけど?」

最近個別コースに入った新中3女子。

その授業の様子を外から見ていて気になったので、授業後に担当講師に尋ねました。

講師は頭に手をやりながら、
「ああ…あの子は問題を読んでから解き始めるまで時間がかかるんですよね…」

「中身は理解してるの?」

「説明すればできます」

「ふ~ん…じゃあ、ちょっと文章が変わると止まるんだ…」

「…はい。」

「ってことは、読解力か……。やっかいだな…」

「一つ一つ噛み砕いて説明すれば分かるんですけどね…」

ふ~む…厳しい…

問題の「解き方」が分からないという人にはやり方を教えれば済みます。

でも、問題文の言っている「意味」が分からないと言われると……これはなかなか解決が難しい。

「性格は?」

「大人しいですね。こっちから話しかければ笑顔で話しますが…少し人見知りしてるのかもしれません」

「まあ、始まったばかりだから無理ないな。でもコミュニケーションは取るように」

先生との会話の中で知らないことばに触れていく内に、次第に語彙力がついてくるということがあります。

私は、親子で頭がいい家庭の子どもは、遺伝というよりも、生まれてから現在まで親子間でなされた会話の影響の方が大きいと思っています。だから、塾でもその一助になれればと…。

この子は宿題忘れはゼロとのことなので、これからに期待です。

**************

「いや~あの子は最近目覚めましたね」

今年の2月に入った新中3女子、個別指導がスタートして約3カ月がたちました。

「目覚めたって…何が(笑)?」

ご満悦の講師にすかさず尋ねると、彼はよどみなく話し始めました。

・以前は隣に座っている友達とベッタリだったけど、くだらないこととかネガティブなことはさらりと受け流している

・宿題もバッチリやるようになった

・以前は文章題になると「やりたくな~い」って駄々をこねてたけど、今はむしろ率先してやる

・自分も「やればできる」ということが分かったみたいだ

などなど、聞いていて一つ一つが素晴らしい内容。

「いったいどうして?
まさか『私が開眼させました!』なんつって、時給を上げろとか言うんじゃないよね」

「違います違います(笑)
多分、こないだの4月模試で成績が上がったからじゃないッスかね」

「ああ、そういえばあの子は1月⇒4月で結構偏差値が上がったね」

「あれですごい喜んでたんスよ。受ける前は嫌だ嫌だ言ってたのに」

「ああ、確か親に無理やり受けさせられたとか言ってたね(笑)」

「ところが、受けたら成績が上がって…。結果こんなにやる気に火がついたんですからね…」

ふ~ん…何がスイッチか分かったもんじゃないなぁ。ただのテストが起爆剤にね~。

とりあえず、お母さんの目論見は大成功ってところか。

**************

「でもこっちは3月からダラけ気味ですね…」

講師が赤ペンでポンとたたいたファイルには、去年12月に個別指導を始めた新中3女子の名前が。

「あれ?その子は模範的な生徒じゃなかったっけ?」(つづく)

<個別指導の様子>

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テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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