成功体験の伝承

前回の続き>

「こんなやつでも常に9割の出来をキープできたんだ。お前にやれないことはないと思うけどね」

そう女子生徒に言うと、講師も付け足して言いました。
「毎日20分やれば…できないということはありません」

(ぷぷ、何を今ごろ偉そうに!)
と言いたくなるも、今はマジメな話の途中。いかんいかん。

「毎日20分やればみんなできると?」

「あ、はい。1日に100個やればだいたいそのぐらいはかかります」

「それで?全部覚えられるわけではないでしょ?」

「ええ」

「どのぐらい?50%ぐらい?」

「ん~まあ2、30%ぐらいですかね。難しいのにチェック入れてそこだけ重点的にやったりとかもしました…」

「それを次の日もまた次の日もやったと」

「はい」

「眠いから今日はナシにして明日やろうとかは?」

「はは…ないです。20分はちゃんとやりました」

「それで?最初2、30%だったのが、繰り返すうちにだんだん濃度が濃くなっていくみたいな感じかな?」

「そうですね、そんな感じです」

「だよね。一日で暗記できる奴なんかそういないもんな。
で、お前は、単語覚えるのに頭がいい悪いは関係ないって言うんだな?
一日20分やれば誰でもできると」

私は横目で女子生徒の方をチラッと見ながら尋ねました。
すると講師は断言するようにはっきり述べました。

「ま、そうですね。そのぐらいやれば誰でもできます」

(よぉし、いいぞぉぉぉ!)

「ふ~ん、誰でもねぇ。
要は継続できる意志の力があるかどうかってところだな…。それで?センターでは何点取ったんだっけ?」

「184です」

「おお!9割越えね。東北大工学部のボーダーは大体80%だから…余裕で超えたということだな。でも最初はひどかったよねぇ?」

「62点です。ちょうど1年前のセンターチャレンジで」

「うわーひどい!…あ、お前は何点だったっけ?」
話を女子生徒に振ると、私も同じぐらいですと笑いながら生徒。

「そっか~。じゃあ今の話は参考になるんじゃない?」

「はい!」

「おお、いいねー、やる気出てきた!
でもさ…こいつはホントひどいんだよ。こないだなんか中学生の個別指導の途中に『先生、こういう文ってありますか?』って言ってオレに中学英文法を聞いてきたからね。Whoの疑問文。あれには驚いたね」

私がこういうと、講師は急に顔が赤くなり上ずった声で言いました。
「ま…まあ、たとえそのぐらいでも単語ができればセンターは取れるということで…」

「そう、そう、それを言いたかったんだ。
そのぐらい強力なんだからやっぱりマジメにやりたいよね。
どう?これからちゃんと覚えてくる気になった?」

女子生徒の方を向いて尋ねると、生徒は「はい!」と即答。目には力がこもっていました。

講師はさらに
「あと過去問は早くからやった方がいいですね。あれで傾向がつかめるので…」
とアドバイス。

それを私が補足しました。

「そう。ハッキリ言えばその2つだけで十分。
これをどれだけストイックにやれるかがポイントでね。

これからの宿題はこの2つになる。

同じ南高だし、能力的にはそんなに変わらないんだから、お前もきちんとやれば高得点は間違いないよ。
頑張ろう!」

私の話に生徒は口を結んでこくりとうなずきました。

「よーし。いや~楽しみだなぁ!

単語は1,200も入れば必ず景色が変わる。

1週間で100だから…12週後…夏ごろか。

いや~どうなってるんだろう、楽しみだなぁ!」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR