回顧録

2つ前の真田先生のブログで登場したある女子↓は、入試が近づいても「なんとかなるさ」と甘い考えを持っていたようですね。

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確かに春から冬にかけて伸びていますが、名取北(偏差値47)を越えたのは10月と1月のみ。

私に言わせれば、こういうタイプが一番キケンなのです。

なぜなら、合格偏差値を悠々越えている人はまあ多少サボってもゴールインするでしょう。そして合格ラインに届かない人は目の色を変えて勉強に励む。とすると、やはりこのくらいの人が一番危険な香りがするんです。

合格後、生徒本人が塾に笑顔であいさつに来たとき私は言いました。
「おめでとう!いや~それにしても良く受かったな…」

言われた本人は笑いつつも意外な顔をしていましたが…意外なもんかい!ホントにハラハラドキドキだったんだよということを言うも「え?そうですかぁ?」と不思議顔。ふ~…まったく分かってない…

塾では生徒に他人の成績を見せることはありませんが、今回はこんな人たち↓が名取北を受けていたんです。

中2の冬に入った男子↓

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偏差値60あれば東や三桜は確実、仙台南も圏内で、お母さんはそちらを受けさせたかったみたいですが、そこは中1、中2の内申点が足りなくて(3.5)無理。

じゃあ三桜かと聞くと、あそこは女子が多いから嫌だ、名取北が近くていいというので受けたのですが、このぐらいの実力があればそれはもう確実に受かります。私は「お前はハンデとして入試は4科目で受けなさい」と言ったほどです。

しかもこの生徒は毎日学校帰りにまっすぐ塾へきて熱心に勉強していきました。家だと遊んでしまうからと。
もうね…こういう人と戦ってるってことを分かってほしいんだよなぁ…

それにしてもこの男子、伸びましたねー。

中2の冬に体験に来た時は標準クラスにしようか個別にしようか迷っていたほどでしたが。

1年前の様子はこちらです↓
体験に来た生徒②

改めて読んだら、塾嫌いで体験もドタキャンしてたんですね(笑)分かんないもんだなぁ

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ついでに。

ブログ「体験に来た生徒②」にはもう一人登場しています。

彼の入会後の成績はこんな感じ↓

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この人はブログでも書いている通り、初めは他人の答えを盗み見していました。

でもそれは悪気があってしているわけではありません。
正解を言わないとまずいと思ってるからそうしてしまうのです。
体験に来た生徒に多い行動で、彼は特に顕著でした。

私は、彼を伸ばすには、数学とか英語を教えるよりも、何が大切で何が大切でないかを教えなければならないと感じました。

この生徒は「テストの点数」や「自分の答えが当たっているかどうか」が大切だと強く信じこんでいます。これは成績が中~下位の子に多いです。

だから良い点を取るためには何でもするし、悪い点なら見直しもせずに答案をすぐに鞄へしまうのです。

でもそれでは成績は伸びません。考え方がまったく逆です。

成績が上位の人は、良い点数のテストならさっさと鞄へしまうし、逆に悪い点のものがあればそれを机に出してじっと見直します。

自分の「テストの点数」などどうでもいいと思っているし、「自分の答えが当たっているかどうか」もさほど大事ではないと考えている。

彼らは自分の中で理解してさえあれば、問題は完結なのです。
またそうすることが次の結果につながることを知っています。
私はその辺を授業のたびに彼に言ってきかせました。

その後すくすく伸びて、仙台南(59)まであと一歩のところまで来ましたが、こちらも過去の内申点に涙し、仙台東(51)を受験、合格しました。

受験1か月前の志望校を決める面談。

ここで、お父さんは私に丁寧に頭をさげて言われました。
「これまで約1年間、ここまで鍛えてくださってありがとうございます」

えっ…?
私は一瞬驚きました。

これからが受験本番なのになんか……
もう重要なことは済んだみたいな言い方だったんです。

しかし、すぐにお父さんの言いたいことを理解して胸が熱くなりました。

この数字ならばこの子が受かることはもうお互い分かっています。

お父さんはそのことよりも、塾を通じて息子がしっかりと成長してくれたこと―それが一番嬉しいようでした。

いやー頭が下がります…

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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