素質の開花

FROM:遠藤

「はい、じゃぁ今回のテストの点数書いてー」

私は中1集団の標準クラスの生徒たちに成績記入表を手渡しながら伝えました。

テストの結果を記入してもらう時は講師側の私も毎回ドキドキです。

点数を記入している間、生徒が私のほうをチラチラと見ながら書きたくなさそうにしている姿を見ると、心臓が締め付けられる感覚に襲われます。

その間は確実に私の寿命は縮まっていることでしょう。

ただ、今回はスラスラ書き始める生徒が多かったので、ほっと一安心しているところです。

結果の一部ですが、紹介していきます。

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まずは、お調子者の男子Aくん。

今までのテストの推移は1学期末355→2学期中間239点→2学期末347点。

前回は本人も怠けすぎたと認めるくらい点数が下がりました。

しかし今回は一念発起。授業曜日以外にもちょくちょく自習に来て、テスト勉強をしていました。

結果、100点以上のアップ!

…なんですが、最初の点数に戻っただけではあるので、調子に乗らない程度にほめてあげました。

「おう、A。今回はまぁまぁがんばったんじゃないか」

「ありがとうございます。」

「これでやればできるってことを証明したなっ!
ただお前、毎回大幅に下げて上げてを繰り返して、クオカードを稼ごうって作戦じゃないだろうねぇ?」
(点数や順位が大幅に上がった人にはクオカードを贈呈しています)

「ち、違いますよ!」

「あれ?目が泳いだよ?まさか『その手があったか!』なんて思ってない?」

「勘弁してくださいよぉ。次も頑張りますから」

「ははは、冗談だよ。そう思われないように次も上げてくれよ」

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男子Bくん。
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前回はそれほど上がっていませんでしたが、今回は全教科アップで眠っていた芽が開花した形。

この生徒はクラス一の努力家です。

宿題忘れはゼロ。
テストの2週間前になると、中3の姉とともに自習に来るなど中1標準クラスの模範でいてくれました。

ただ、彼の弱点は「寡黙すぎる」こと。

授業中自ら発言することはありませんし、当てられて答えるときの声はまるでモスキート音。

おまけに笑顔を見せることを極端に嫌うので、クラス中のみんなが笑っていても彼は左の口角を2,3度ピクピクさせるだけ。

その様子を横で見ていた女子に「あっ、B君ちょっと笑ってる」なんてツッコミを入れられると机に突っ伏して顔を隠し、笑いをこらえる。

私から見れば非常に勿体ない。

B君はまだまだ伸びる素質を持っています。

彼が感情を表に出し、「この問題がわかりません」とか「この問題をボクはこう解いたんだけど、間違ってました。なんでですか?」とか

こういうことが言えるようになれば、もっともっと点数がとれるだろうと私は信じています。

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

ハイパーラーニング

Author:ハイパーラーニング
2000年に名取市で生まれ、生徒たった1人から始まった塾は、2016年におかげさまで1教室400名を超えるまでになり、同年、五橋に2教室目が誕生いたしました。

これまで、勉強をつい怠ける男子生徒や、受験に不安を感じる女子学生と、日々丁々発止のやりとりを続けてきて十余年、時が経つのは随分あっという間だった感じがします。

初心を忘れず、生徒との一分一秒を大切に。これからも生徒さんの目標達成に向かって共に歩んで参りたいと思っています。

こちらでは各講師が日替わりでクラスの様子をお伝えしてまいります。

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