努力の結実

 FROM:真田和之

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2学期中間試験の結果が出そろってきました。

今回は1学期期末試験の後に入会した中1Yさんのお話。

入会前の1学期期末試験は456点11位ということで、特進クラスからのスタートです。

入会当初は計算力・英語力、国語の読取りともに申し分なく大変良く出来るイメージでした。

しかし1か月程経ち、方程式の文章題に入った辺りから、Yさんの数学力に暗雲がたちこめます。

「先生!この文章題の解き方が分かりません・・・」

「ん??これ、今まで何回も繰り返しやった問題だよ。もう1回ノートを確認して思い出そうよ!」

ノートを確認すると、少しずつ手が動きますが・・・。なぜこの式になるのか、納得がいかない表情で解いていました。

Yさんは小学校の時に、計算プリント中心の学習をしていたそうで・・・。

そんな会話を何回かしていくうちに、文章題と図形が大の苦手だということに気が付きました。

「文章題には解き方のパターンがあるから、それをしっかり頭に入れること。計算の答えの出し方と同じように、解く道筋が決まっているんだよ!まずはそこから始めよう。分からないことはすぐに聞くこと。」

その会話のあとは、授業中も授業後も、ほぼ毎日質問攻めにあいました。

授業終了と同時に、Yさんは出来なかった問題がなぜこの式になるのか・・・どうして自分の作った式ではいけないのかを納得するまで徹底的に私に聞いてきました。

試験前でもないのに、毎回22時過ぎまで「どうして?」「なぜ?」と問題と格闘する日々が約1か月続きました。

特進クラスでは、校内試験に出やすい問題は当然ですが、目先の試験には出題されなくても長い目で見ると入試につながる問題や教科書には載っていないような問題にも触れていきます。

しかしそれも徐々に解き方のコツをパターン化できたのでしょう。
夏休みが終わるころには勉強に自信がみなぎっている様子でした。

Yさんの凄いところは文章題を克服したことだけではありません。

特進クラスの座席は成績順です。

Yさんは一つでも席順を上げようという気持ちが、学習姿勢にも表れていたと思います。

小テストの取り組みしかり、他の生徒が早く終わって気を抜いているときにも見直しを全力で行っていました。

試験が返されて、記入用紙に得点を書かせると479点の数字が。

ふつう、中1は1学期が一番得点が高いのですが、2学期にそれを越せるというのはすごいことです。

Yさんは私に用紙を返すとき恐る恐る尋ねてきました。
「先生…私のこと怒らないんですか??」

「怒るわけないじゃん!よく頑張ったね!!」

「だって…目標は480点って言ったから…1点足りなくて怒られるかと思ったんです。」

「怒らないよ。普段の学習が実を結んだね!この調子で頑張って!」

いまどきこんなにも純粋な生徒がいることに、どこかホッとする私がいて・・・。

*******************

後日、順位が出るやいなや一番乗りで教室に来たYさん。

「先生!!私、1位だったんです!!」

「お~!よくやった!」と言ってがっちり握手!

「先生聞いてください。お母さんに1位だったよって言ったら、なかなか信じてもらえなかったんです」

「お母さんもうれしかったんだと思うよ。素直に喜べるまで時間がかかったんじゃない?これからはみんなに追われる立場になったね。1位になるより、1位を守ることの方が大変だよ。」

「頑張ります!」

人一倍努力したYさんが、実を結んだ瞬間でした。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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