ムチ入れどき

「次回までにテキストがきちんと終わっていなかったら…

この授業を受ける意味はない。。。

次回は別室で一人、テキストを進めてもらおう。」

中3夏期講習の8日目が終わった時点で(今週月曜日)
私は特進クラスの生徒に言いました。

講習は残りあと4日。
この頃になると、生徒は講習スタート時の気合が薄れてだんだんダレてきます。毎日暑いですしね(笑)

ただ、やらなかったら成績は上がりません。

昔は宿題をやっていないのを見たら、机をバンッ!とたたきながら、「なんでやってねーんだよっ!」と怒鳴って説教をかましたものですが、今年は趣向を変えて生徒とは冷静に対峙することに決めていました。

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「今日までほぼ毎日関数ばかりやってきたよね。
数字を変えて毎日同じ問題をね。
なぜだと思う?」

私は間を取って生徒らを見まわしてから言いました。

「それはさ…、あなたたちが関数ができないからだよね。

それで来る日も来る日も同じ問題をやった。

そのおかげで…

はじめはできなかった人も今は結構できるようになってきているよね。
まだ不完全な人もいるけどさ…。
でも、関数はこの後もやるし、夏休み明けにもやるからいつかきっとできてくれればいい。

ただね…

入試は関数だけじゃないんだ。

当たり前だけど、普通の計算も英語も国語もできなきゃいけない。

その辺はカリキュラムにきちんと書いてあるけど…

みんなちゃんとやってあるの?」

そう言って一人一人の顔色を確認すると、明らかにギクッとなった人が数名いました。もちろんやってない生徒がいるのは織り込み済みで聞いています。

「昔、オレも中3のときにある塾に行っていた。
そこの授業はね…先生がただ解答を言うだけだった。

オレは毎日意味ないなと思ったよ。
この解答をくれたら自分でやるのに…難しいところだけ教えてくれればいいのに…ってね。

だからいま、自分で塾をやるようになってからはそうしてるの。
皆に解答を渡して、自分でできるところは自分でやってマル付けしてほしいって意味でね。
その方がよくない?」

生徒の方に目をやると何人かがウンウンとうなずいていました。

「解答を渡すと、あるお母さんはこう言うんだ。『先生、答えをもらったらウチの子は写してしまうから取り上げてください』ってね。

そういうとき、オレはこう言う。『大丈夫ですよ。○○君はマル写しなんかしませんよ』って。

そうするとね…
『いや、見ます!』
『大丈夫、大丈夫』
『絶対見ます!』
『見ませんよ。あの子は見ません。』
って言い合いになったりしてね(笑)

大丈夫だよな?
おい、Y!オレはウソを言ってないよな?」

私の目から見てマル付けが多少適当なところがあるY君は、急にあてられて慌てて言いました。「はい、そんなことする奴はカスっすよ」

「ははは、よく言ったな!
そう。そんな奴はどうでもいい。知ったこっちゃない」

そろそろ頃合いだろう。私はまとめに入りました。

「というわけで…
明後日、講習9日目に全ての科目がきちんとやってあるか、みんなのテキストをチェックする。

この講習は『偏差値が3ポイント上がる』と銘打ってあるけどさ、
それはテキストをきちんとやってあればこそなんだ。
授業を受けただけでは意味がないの。

おい、K!お前はこの講習でパワーアップしたと思うか?」

「え?あ、はい!めっちゃパワーアップしたと思います!」

「ふん、そうか。
そう言えるのは素晴らしいけどね…
ただ、それはほかの連中もそうなんだ。
ほかのやつらもどこかに通って頑張ってる。

オレは五橋に住んでいて毎日仙台駅中心部を見て回るけどね、あそこはすごいぞ。
朝から自転車がビッシリ並んでてね。

長町もそう。
どこの塾もにぎわっていてね。前を通るたびに、中でみんな頑張ってんだろうなと思う。

『まあウチほどタメになることはやってないだろうけど…』とも思うけどね」

「ははは」

「お前ら笑うけどホントそうなんだぞ。

だってお前らがパワーアップしても、ほかの人も同じようにパワーアップしてたら偏差値変わらないんだから。

3ポイント上がるってことは、ほかの連中よりはるかにいろんなことを吸収してるってことなの。分かる?

ただ、テキストがやってなかったらそれも夢に終わる。

いいか、明後日までだぞ。

お前たちのこと信じてるから。がんばれよ!」(つづく)

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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