素質か努力か

つい先日、郵便局で順番待ちのために待っていると、「あれっ?工藤先生ですよね?」とお隣から声をかけられました。

見れば先月入会した高1女子のお母さん。
「あ~良かった!いろいろ相談したいことがあったんですよ」
と言って、急きょその場で相談会が始まりました。

話の内容としては、
数学をどうしたら良いものか、
今回のテスト前は家で数学ばかりやっていた。(塾にも毎日自習に来ていました)

だからテストは結構期待していたが…思ったほどではなかった。

鈍いというか、閃かないというか…その辺がなんとも見ていてもどかしい。
もうちょっとこうなんというか、ピピッと閃くようにならないもんですかね?という内容でした。

(ふ~ん…これは大変よくいただく質問の一つだけど…難しい…

閃く、閃かないというのは、ある種才能の一つでもあるので何をすればいいという性質のものではない…

ただ……)

私は間をおいてから、普段思っていることを口にしました。

「勉強にしてもスポーツにしても、才能と努力どっちが必要なんだという話があります。

私にはどっちが大事なのかよく分かりませんが、一流の人はみんな努力だと言いますよね。

そういう意味では、あの子は誰よりも努力している。

試験前、毎日熱心に勉強して、分からないところは『先生ちょっといいですか』といって私やほかの講師に頻繁に質問を持ってきました。

しかも質問の仕方が素晴らしい。

あの子は『先生、私はこの解説の4行目までは分かったんですけど、5行目が分かりません。どうしてここで(  )が出てくるんですか?』

みたいな聞き方をしてきます。ちゃんと頭を使っていますよね。

なかなかこういうのはないんです。
ほかの生徒の場合、『先生わかりません』と言って丸投げしてくるケースがほとんどです。

でも、それでは脳みそは育ちません。

私はそういうとき、
『ちょっとは考えたのか?』
『ここまでは分かったけどこれの意味が分からない、みたく質問をして』

と言うのですが、こういうのはなかなか言って治るものではないのです。

その点、あの子は大丈夫です。肝心なところで見誤ってはいない。

お母さん、今は『どうして閃かないの』と焦るのではなく、あの子の熱心さを見守りましょう。」

お母さんは私の話を聞き、
「そう言っていただけてちょっとホッとしました」と笑顔になられました。

「ということで、これからもドンドン自習によこしてください!」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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