丸付けのワザ

先週、中2特進クラスに「宿題」の話をしました。

で、今週の授業冒頭に宿題チェックをしたところ…ほとんどの人がきちんとやってありました。

しかし一部、宿題はやったけど丸付けをしていないという人たちがいました。

前回、白板に宿題範囲を書いて「丸付けまでやってくること」と念押しして書いていたのに、どうしてやっていないんだろう。

私が生徒にそこのところを突っ込むと、生徒は「いや、あの…」としどろもどろ。

「あのさー、問題は解けばいいというものじゃないんだよ?丸付けしなかったら当たっているかどうかわからないじゃん!」と一般的なことを言うも、4月から説教臭くなるのはちょっとな…と思い、話題を変えることに。

「ところでいま一通りみんなの宿題をチェックしたわけだけど…

丸付けにも勉強ができる人とできない人の違いがあるんだ。大きくは上中下と3つに分かれるんだけどね、何だかわかる?」

ぐるっと生徒を見まわすとみんな頭に?印が浮かんでいる様子。

「まず『下』はね…、照らし合わせができないってことだ。

たとえばさっき見ていたら『He go …』としているのに〇になっている人がいた。ホントは goes なのにね。

He go で〇としてしまったら、テストでバツくらうまでそのままずっと行っちゃうよ。もうちょっと気を付けて解答をみないと」

私は続けて『中』の説明をしました。

「『中』の人はね…さっきのようなミスはほとんどないけど、ただそれだけ。

記述問題とかも正確に解答を書き写してね…

答案を見ると『お前の答えでも十分合ってるよ』って思うことがあるんだけど、その子は自分の答えにバツをつけて解答を書き込んじゃう。

もうちょっと力がつくと『先生、解答にこう書いてあるけど私の答えでも合ってますか?』って聞けるようになるんだけどね…。

中には『解答が間違ってる』なんて無礼を言いだす者もいるけど(笑)、そこまで言える奴は本当に立派だね」

私は最後に『上』と書いた部分を指さして言いました。

「さて、最後の話。丸付け『上』レベルとは何かということだけど…

今日みんなのを見た限りでは、上レベルはいなかったな。

これはね…例えばさっきの『He go』を例に取るとね、

『下』は気づかずに丸付けちゃう。

『中』は解答との違いに気づいて、goにバツつけて隣に赤ペンでgoesと書く。

『上』は…

赤ペンでgoesと書いたあとに、近くの余白に『主語のHeは三人称!』とか『三単現のs!』とか、sをグルグルとマルで囲ったりとか、プラスアルファがあるんだな。

これができたらスゴいよ~。

たとえば過去形のtaughtが書けなかったとするでしょ?

普通はどうだろう。解答にあるtaughtを写して終わりだよね。

でも上レベルの人は違う。

答えを書いたあと、近くの余白にtaughtを3回は練習しているね。手に馴染ませるためにね。

つまり未来のことを考えてんの。

宿題やって丸付けして終わりじゃない。

次も同じミスをしたくないから、今のうちに!と何らかの手を打ってるんだな。ここが普通の人とは違う。

まあ、毎回メモを書き込むわけじゃないけどさ、『ここぞ』というところは彼らはやってるよ」

生徒の方を見ると、女子の何人かがうんうんとうなずいて聞いていました。今年の生徒はマジメだなあ。

「ちなみにこれさ…トップクラスに限った話じゃないよ。校内テストで300点かそこらの人でもやる人はやる。

それを見ると『ああこの人はすぐに伸びるだろうな』って思うけど、やっぱり数か月後に実際その通りなっているね」

ああしろこうしろとお説教っぽくやるより、過去の事例を出して自分を重ねてもらった方が頑張る力が湧いてくるのかもしれない…との思いから語ってみました。

そしたら、そのあとの問題演習で、女子の何人かが実際にメモし始めるようになりました。
おお、さっそく効果があったみたい!

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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