なんでも買ってやるヨ

今年度から小学生の宿題管理方法を改めました。

今までは、
宿題内容はメモ帳に書き、
宿題をやってきていたらポイントカードにサインをしていました。(25個たまったらプレゼントと交換)

しかしこの2つ…生徒はよく持ってくるの忘れるんですよね~…

ってことで、何かうまい方法はないかと考えた結果、

↓のようにドッキングすることになりました。

009.png

授業後この台紙に宿題内容を書いて、次回やってきてあったら「宿題」の欄に〇をつけます。

こうすれば生徒はもちろん、保護者の方も宿題内容と達成率が分かるかと思います。

また、宿題欄の隣に「忘れ物」の欄を設けました。

鉛筆、消しゴムの忘れがなかなか言っても直らないんですよね。

勉強道具をきちんと準備することは学力に結びつくと思っています。

もちろん忘れたら塾のものを貸し出しますが、小学生だからこそその辺をきちんと指導したい。

ということで上の台紙に、宿題がやってあったら〇、忘れ物がなければ〇を、ダメならば×をつけていくことになります。

ちなみにポイント制度は引き続き継続です。

宿題〇なら4点。

忘れ物〇なら1点。

どちらも〇で計5点ゲット。

100点貯まればプレゼントと交換です。

この辺を生徒に説明すると、小3男子がニヤニヤしながら言いました。
「プレゼントってなに~?」

フフ…さっそくきやがったな…

塾のプレゼント、しかも宿題との交換って言ったらだいたい予想はつくだろうにまったく…

あたりをちらっと見るとほかの高学年の生徒も勉強の手を止めてワクワクしながらこちらを見てきました。やれやれ…

「今まで通り、クオカード500円分だよ

質問した男子に飛びっきりの笑顔で答えるも、周囲は「なぁーんだ」とか「ふ~ん」と味気ない反応…

(ちっ…不足ってか…)

春。

新しい学年、新しいテキストで勉強がスタートするってのにこの空気はいけない。

「た・だ・し!」

私は気づいたら口走っていました。

「た・だ・し!これを完全制覇したなら話は別だッ!」

生徒は全員「えっ?」という感じで私の方を振り向きました。目には期待の色が再び浮かんでいます。

(ちっ…何言ってんだオレ…)

すぐにやっちまった感に包まれるも、生徒のピュアーな視線には勝てません。

脳の制止を振り切り、口は勝手に動き出しました。

「この台紙、全部で20行あるだろ?

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宿題OK、忘れ物なしで5点ゲットを20連続やればちょうどこれがピッタリ終わって100点になるワケ。

途中で一っつも×がなく、ノーミスで100点、これが完全制覇ね…

もしもこれができたら…」

「で、できたら?」本棚の前で勉強していた小6男子がいつの間にか私のすぐ横に来て、ハァハァと興奮を抑えきれない様子で尋ねてきました。

「ステーキ!ステーキちょうだい!」最初の質問のヌシである小3男子が声高らかに叫びます。

その答えに辺りから笑いが起こりクラス全体がいいムードになってきました。

(フフ、いいぞ!)私もチョーシに乗って言いました。「へぇ~そんなんでいいの!ラッキー!安い安い!」

すると男子は「ええっ?じゃあもっと!ステーキ10個ちょーだい!」

フフフ…この強欲小僧め。ステーキ10個ってなんだよ(笑)

「ほう!ステーキ10個ねぇ」

「いいでしょ?!」

「ははは、まあなんでもいいや(笑)とにかく完全制覇してみろ!」

その少年はほぼ毎回何かしら忘れてくるので20連続成功なんて絶対にありえない。

やれるものならやってみな、みたいな感じでついしゃべってしまったのですが、すぐに(もしも成功したらどうしよ…)と不安が襲ってきました。

「せ、先生…い、いま…『なんでもいい』って言いましたよね?」

横を見ると、先ほどの小6男子がヨダレを垂らして、これまで3年間一度も見せたことのないような目力で私を見据えていました。

「お…おう、そう言ったけど…」

(このハナタレにこんな集中力があったなんて…)

男子のからだ全体から湧き上がるオーラに押され気味な私。

この集中力の100分の1でも勉強の方に振り向けてくれたら…と思う一方、こいつがこれほど欲しがるものは何なのかと思った矢先、その子はとうとう言いました。

「じゃあプレイステーションヴィータ買って!」

「はあ?(やっぱゲームかよ…)何だって?」

「プレイステーション!」

「そのあとなんつったの?」

「ヴィータ!」

「なに?ビンタ?よーし、キツいの一発お見舞いしてやろう(笑)」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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