速読聴(感想文編)

FROM:小原律子

速読聴コースでは、毎回、読書の後に感想文を書きます。

ひと月前のことですが、昨年の4月から通っている1年生の女の子2人に声をかけました。

「ひらがなもカタカナもスラスラ書けるようになったことだし、今日からは、用紙いっぱいに文章を書く練習をして行こう!」

まずは、読むことをちゃんとしてほしいと思っていたので、感想文の時間は一応取りましたが、中身は二の次でよいと自由にさせて見守り続けてきました。

でも始めてからもうすぐで一年が経ちます。

いままでは、3~5行ほどの文を絵を添えて書くことが多かったのですが、そろそろお絵かきは卒業し、作文の段階を一つ上げたいと思って言ったのでした。

すると一人の女子が顔をしかめて叫びました。「え~漢字だって書けるようになったけど…こんなにたくさんは無理。だって、何を書いたらいいかわからないんだもん。」

「大丈夫。書けるよ!
 上手に書こうなんて思わなくていいの。いつも私に、描いた絵を見ながら本のお話をしてくれるでしょ。しっかり読んでいるから、たくさんおしゃべりできるんだよね。今日は、お家の人に『こんな本を読んだよ』ってお話しするつもりで書いてごらん。」

2人は、しばらく黙って考えていましたが、いざ書き始めると、内容が次々と頭に浮かんできたようです。その後、用紙の裏にはみ出すくらい文章をたくさん書くことが出来ました。

「こんなにたくさん書けるなんて、すごーい!もうこれからは、絵に花マルはいらないんじゃなーい?」

「うん!!いつまでもお絵描きしてたら幼稚園の子みたいだもん」

あららら…急に自信がついちゃって(笑)冬休みまでは、スカートをはいたクマさんやベンチに羽のついた絵を描いて、喜んで花マルもらってたんですけど?

この日を境に、2人の感想文は見違えるように良くなってきました。

書きだすまでは5分ぐらいかかりますが、一度書き始めると200字詰めの原稿用紙があっという間に埋まります。

文章の中身も、今までは登場人物の行動など、本のあらすじがメインでしたが、最近はそれに自分の考えが加わるようになってきました。

速読聴の学習は、目に見える形ですぐに実感することがなかなか難しいものです。

しかし、種をまいた植物が土の中で養分をたくさん蓄えて、ある時期が来るとひょっこり芽を出すように、

読む・書くというのも、継続することによって地下に力が蓄えられ、あるときパッと表に出てくるものだということを、指導の中から感じます。

いま小1でこのぐらいの実力だったら…中学、高校ではどのぐらいの作文が書けるのかと今から期待してしまいます。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR