学校の先生もいろいろ

「〇〇先生は最悪!だってさ…」「そうそう!ウチのクラスも同じ!」「あれはヒドいよね」と、塾の休み時間に学校の先生の話で盛り上がる中2女子。

何が嫌なのかはっきりとは聞こえませんでしたが、「お前ら、あんまりそういうことを言うもんじゃないよ。先生だって大変なんだからさ」と軽く戒めると、「違う違う!あの先生はヒドいんだって!」と一斉にブーイングを浴びることに。

「でさ、××先生にそのこと言ったら、『よし!俺の全てを使ってあの先生の暴走を止める!』って言ってたよ」
「え?あの先生、力あるの?」
「それは分かんないけど、やってくれるの期待するしかないよね。あ~あ、いなくなればいいのに」

話を聞いて、へー、先生が先生の行動を問題視することがあるんだ…と思う一方、学校の先生の力関係を生徒が心配するさまがちょっとおかしくて笑ってしまいました。

すると私を見て生徒が叫びました。
「ホントに大変なんだって!」

「いやいや悪かった…そういう意味で笑ったんじゃないけど…」
その生徒をフォローしつつ、私はその場からそそくさと退散。
(いやはや…中学生の女子を怒らせたら怖いなホント…)

**********************

今度は後ろに座っている別の学校の中2男子のもとに行って「お前のところの学校の先生はどうなの」と尋ねると、「今日、授業参観だったんすよ~」との返答。続けて「いやー、ウチの先生もヤバいっすよ」と言いました。

またかよ、今度はいったい何なんだ…との思いで尋ねると、

「授業参観のときと普通のときとで、態度が全く違うんです!」とその男子。続けて鼻息荒く語りだしました。

「普通のときは『ほら、お前らちゃんとやれ!』と言って、机をドンと叩いてさー、怖い態度でずっとイスにふんぞり返っているのに…。今日は全然違うんですよ。

『さあ、分からないところはないかな~?』なんつって今まで見たこともないような笑顔になってさ…。かなり気持ち悪かったっす」

女子が男性教師を気持ち悪いということはあっても(経験済み)、男子が気持ち悪いと言ったのは聞いたことがない。多分、普段と相当ギャップがあったんだろう。私はおかしくなって笑った後に言いました。
「まあ、でもさ…俺はその先生の気持ち…なんとなく分かるなあ…」

「ええ~っ?あれはないっすよ」

「今日、お母さん方はいっぱい来てたのか?」

「はい、すんごいたくさん来てましたね」

「じゃ無理もないって」

「ええ~?ダメっすよ。いつもは偉そうにしているのに急にヘラヘラってさぁ。気持ち悪い」

「バカ野郎。お前はお母さん方の恐ろしさを知らないんだよ。俺なんて1対1の面談ですら、かなりの体力を消耗するってのに…。

面談で最初、俺が椅子にどうぞと勧めるでしょ。するとお母さんは『いつもお世話になっております』とお辞儀をされる。そのあと、頭をあげて…こちらを見るんだけどさ…そのとき…、

右目の奥がキラーンと光るんだよね…あれがホントに恐ろしくってたまらない。お前も経験すれば分かるけどさ、まさにヘビににらまれたカエルだよ(笑)

ヘビに出くわしたカエルが、逃げ出すことなくそのままヘビに頭から丸飲みされるって話あるよね。俺、子どものころに本で読んで『逃げればいいじゃん』って思ったけどさ、あれは無理なんだってことが最近ようやく分かったよ」

********************

授業時間。
生徒に順位が出たかどうか尋ねると、ある中学校のある先生は順位を教えないことが判明。

「〇〇中は教えてもらえないって聞いてたけど…お前のところもか」

「はい、8教科は教えてくれますけど5教科はダメだって」

「でたー!モンスターティーチャー。

まったくね…それが分んなかったら、前回よりも伸びたかどうか分からないじゃん。

点数が上がってても問題が簡単なだけだったということがあるからさ、順位を見ないと努力が実を結んだのかどうか分かんないんだよ。

〇〇中の場合は親らしいんだけどね。
この前そこの生徒に『なんで順位出さねえんだ』って聞いたら、どこかの親が順位付けするのはおかしいって学校に猛抗議したのが原因だと…。

まったくね…そんなバカ親、放っておけばいいのにな。頑張っても結果が見えないんじゃテストをやる意味ないじゃん。

でも、お前のところは親からじゃなく先生からしてそうだというんだからね…なおさら困ったもんだ。先生に、個人的に順位を聞きに行くことはできないの?」

「あ…はい…。この前聞きに行ったら『そんなことを知りたい塾はおかしいぞ』って言われて…」

「はあ?まったく…まだそんなバカがいたのか…。

じゃあ、頑張ったかどうか何で分かるの?
前回のテストと平均点は同じなんですね?
どの科目も完全にぴったり一緒という…。
これなら点数だけで上がったか下がったか分かるけど、そのように問題を作ってるんですね?って聞きたいよ」

すると他の生徒たちが「ああ、〇〇先生でしょ?あの人、ちょっとおかしいよね」とざわめき始めました。

「まあまあ…。おそらく競争を毛嫌いしているタイプなんだろう。かけっこで順位づけを嫌うとかね…まあ、そういう先生に当たっちまったのは…運が悪いとあきらめるしかないか…」

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数学の授業がスタート。

「さ、数学の宿題出して!今回のは難しかったよね。なにしろ入試問題だからね。全員できなかったと思うけど…」

すると、増田中の男子から「終わりました」との声。

「えっ?これ解けたの?今年の春に中3の学年1位の連中にやらせても解けなかったのに?」

不思議に思って尋ねると、「え…いや…あの…学校の先生が教えてくれて…」と返事。

「学校でやってんの?授業中に?」

「はい」

「ダメだろそれは。ちゃんと先生の話聞かないと」

「あ、いや…授業で何をやってもいい時間があって…。教科書の問題やる人とかいるんですけど、ボクはこの問題やってて」

「ふ~ん」

「そしたら先生が隣に来て『これは面白い問題だなァ』って言って、そこからずっと一緒に考えてくれました」

「まあ、これは先生でも一筋縄ではいかないだろう。で、答え出たの?」

すると、生徒は何やらB4の紙を机に広げました。私が近くに行ってそれを見ると、赤ペンで式と計算過程が紙いっぱい書いてあります。

へ~、問題を見てここまで書きあげるのに30分はかかったろう。一人のためにここまでやるとは…。

それに数学の問題を見て「面白い」と言ったのが素晴らしい。そういうのが大事なんだよなあ…。各学校、いろんな先生がいるもんだ!

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プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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