中2の努力賞(つづき)

校内テストで、5教科合計約50点アップした人に、努力賞としてクオカードをプレゼントしています。

2つ前の記事で中二の2人を紹介しましたが、ほかにはこちら↓

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・前回412点⇒今回455点

教室に入るや否や、まっすぐこちらに近づき「先生、クオカードもらえるよね?」とおねだりしてくる女子。

まあ、過去最高のようだし目標の450点に行ったならやりますけどね…。ただ、手放しで褒め称えるのにはちょっと抵抗があります。なぜなら、この生徒は成績が良いとすぐに慢心して手を抜くからです。

過去の得点が何よりの証拠。得点記入表を見ると440点台と400点台がきっちり交互に並んでいます。

聞くところによると、今回は成績が良ければ親に何でも買ってもらえるんだとか。道理で今まで見たこともないくらい勉強していたわけだ。

私は何を買ってもらえるか気になって聞きました。「『何でも』ってなんだ?」

「だから『何でも』!」

「え?メチャクチャ高いのはダメだろ。たとえばなに?」

「たとえば?えー、それはスマホとかー、i-Podとかー、5位以内に入ってたら買ってくれるって!あー入っててほしい!」

『スマホとかー』と口にしたときのその子の瞳は、最近教室に導入したLED照明の10倍明るく輝いていました。

「……お前、それGETしたら絶対成績下がるな」

「だいじょうぶ、だいじょうぶ!もう下がらない!今度から試験前ちゃんとやるもん!」

「いーや、絶対にしないね。もう何回その言葉に騙されてきたか。前回なんて『100万円ちょうだい』なんて言っておきながらズッコケたしね。」

「あのときは、勉強しなかったから!」

「そういうことを自慢げに言わないように」

その後、その生徒が女子仲間の方へ戻り、おしゃべりに花が咲くのを遠目に見ながら思いました。あ~、これでアイツも…終わったな…(泣)

・前回393点⇒今回447点

非常に高いポテンシャルを持ちながら、今まで結果が伴っていなかった名取一中男子。

『高いポテンシャル』というのは、集中力と処理能力の速さです。これがずば抜けて良い。

集中力という点で言えば、この人は難しい問題ほど燃えてきて、それををじっと何時間も長考できる点がほかとは違います。

解答が横にあるのに、それを見ないで1時間2時間と考え続けられる人というのはそうはいません。大概は途中で解くのをあきらめてしまうか、早々に答えを見てしまいます。

私は、頭がいい人というのは頭を使うことができる人だと思っていますが、他人が避ける難問を、他人よりも長い時間考え続けられるんだから、これだけでも素晴らしい才能です。

加えて、処理能力が速い。読み書きスピードの速さは頭の回転スピードにもつながり、黒板を写しながら先生の話を聞くという同時処理も可能にします。

以上の2点は良いのですが、一方で弱点もありました。それはあまりにスイスイ進むので、絶えず問題の読み落としがつきまとうという点です。また字も薄く汚いから、先生に「何て書いてあるかわからないからテストはバツにした」と言われます。

本人はこれを軽く考え、ときに凡ミスなどと言いますが、そこが致命的な欠点だということが未だに分かっていないのでずっと400点そこそこに甘んじていたのでした。

「お前にはとてつもない才能がある」ということを今までいくつも語ってきましたが、基礎基本をおろそかにするクセは一向に直りません。

得点アップは本人の精神的な成長を待つほかないか…となかばあきらめかけていましたが、今回ようやく450点近くまで取り、やっとか…と少し安堵しました。

テスト後の授業では、難しい問題になると「おお、燃えてきた~!」と言って相変わらずなところがありますが、字の汚さも相変わらず…。本当の脱皮はまだまだ先かな。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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