テスト目標~厚顔無恥編~

校内テストが近づいてきました。

そこで中学生には恒例の「目標得点&順位」を掲げてもらうことにしました。

クラスの生徒も個別の生徒も目標を立てることにより今の勉強に弾みが出ます。

私は中2特進クラスの生徒らに言いました。

「というわけで今回も目標を突破した人にはご褒美がある。ぜひ頑張ってもらいたい」

すると、「ご褒美」と聞いて、そういうのに目ざとい女子の一人が反応しました。「えっ?いくらですか?」

「いくらってお前なぁ…すぐカネだ」

「えっ…ははは…で、いくらですか(笑)」

「まあ、いつも通り目標を超えたら1,000円分のクオカードはやるけどさ」

「なーんだ(笑)」

その子は金額を聞くやいなや急にやる気がしぼんだようでした。

(1,000円じゃ不足ってか…)

現在の価格相場を敏感に感じ取った私は、その生徒にひとつカマをかけることにしました。

018.jpg

「でも、もしお前が1位を取ったりしたら…これはもう大変だよ」
※この生徒はいつも5位~20位

この生徒は私の話を聞き、急に目が輝き出しました。
「えっ?いくら?」

「ふ~ん、そうだねぇ…こんぐらいなら1位と釣り合いがとれるかなあ」

私がわざとじらせて言うとその女子は半分腰を浮かせて聞いてきました。
「ねぇ!先生、いくら?一万円?」

(なに?一万だと?この女狐めっ!)

あまりの強欲ぶりに一瞬腹立たしく思うも、つとめて冷静に言いました。

「ふ~ん、たったそれだけ…たったの一万でいいのね?ラッキー!」

それを聞いてその生徒はますます身を乗り出しました。
「えっ?いやいや、ウソ!3万!」

「ほう?それっぽっちでいいんだ」

「あ、いや、5万!い、いや10万!」

「10万ねぇ。1位で10万なら安いわな」

「えっ?えっ???
じゃ、じゃあ、100万!!先生、100万ちょうだい!!!」

この女子の顔を今漫画家が書いたら、目ん玉はきっと巨大なハートマークになるに違いない…と哀れに思って見ていると、後ろに座っている男子が言いました。

「まあ確かにそうなったら、名取二中の1位がいますってなってこの塾の宣伝にはなるよね」

「おい、こらっ!なに冷静に語ってんだよ!そんなのに100万も出すやつあるか!
まったく…どいつもこいつも…カネカネカネってなぁ…」

クラスが笑いに包まれている中、私はボードに紙を張り付け全体に向けて言いました。

「さあ、みんなの前で公言してもらおう。次のテストで何点、何位を取るか。

今から一人一人前回の得点と順位を言っていく。それを参考に次の目標を言うんだ。

ところで、みんなの前で言ってほしくないという人はいるか?」

すると一人の女子が恥ずかしそうに手を上げます。

「よし、ほかはいいのね?じゃあ、いくよ!」(つづく)

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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