他人は敵だっ!

<前回の続き>

やがてテスト時間が終わり休憩へ。

今度は特進クラスへ行くと、あちこちで笑いが起こっていました。

特に女の子集団がワイワイワイワイ楽しくおしゃべりしています。

「昨日、〇〇ちゃんが××してさ~」「ええ~っホント~?ハハハ」

「さっき試験中猫の声聞こえなかった~?」「ああ~聞こえた~!」「あたしも聞こえた!おかしくってさ~」

回収した答案用紙を整理している中、女の子たちのトークが止まりません。全く…くだらないことでぺちゃくちゃしやがって…

「先生~~!先生も聞こえなかったぁ~?猫の声、ふふふ」

「知らねーよ」

「ええ~!なんか変な声だったからウケたー!」

「はぁ?そんなもん、どこが面白いんだよまったく…。
 大体さぁ、お前らワイワイうるさい!」

「ええ?休み時間なんだからいいじゃん、別に」

「違う違う。俺の言ってんのはさ、
 周りは敵なんだかんねっ!」

ほどなくクラスにドッと笑いが起こります。

「ホントにさ…今日は模試だよ?

 隣と仲良くしてる場合じゃないだろ。

 挨拶ぐらいはかわしていいけどさ…心の中では、

『コンニャロ~、今日という今日は…ギッタンギッタンにしてやる~!』と燃えないと!」

そう言って、鼻息荒く人を投げ飛ばして倒れた人を靴のかかとでグリグリ踏みつけるポーズをしました。

それを見て生徒らは腹を抱えて大爆笑。
まあ多少ウケるためにオーバーな演技をしましたが…

「あのさ、お前ら上がりたいんだろ?
 だったら他人を踏み台にして乗り越えないと。ナニ仲良くやってんだよ」

すると涙を流して笑っている女子が「ええ~それはない!」と言います。

(はぁ…全然分かってない…)

その子は偏差値62。

そのぐらいの人は、良い点を取りたいとか良い判定を取りたいとか言ってるうちはダメです。

あの人に勝ちたいとライバルを作って、そのために執念で勉強をやらないとそのレベルからは抜け出せない。

自分より成績が上の、60台後半から70以上の人が周りにゴロゴロいるんだから、それら全員を敵だと思わないと。

「とにかくいいか、これはサバイバルだ。
 喰わないと喰われる。
 周りは敵なんだっ。
 他人を踏みつけてのし上がれっ!」

だんだん気持ち良くなってきてつい調子に乗って言ったら、またもやクラスは爆笑の渦に…

でもまあ、少しは言いたいことが届いたかな…

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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