なんとか気づかせたい

小学生の夏期講習から、今日はマジメな話題を。

小5算数の文章題にこんなのがありました。

「赤色の折り紙が280枚あります。
 これは青色の折り紙の0.7倍です。
 青色の折り紙は何枚ありますか?」

ある男子が、
280×0.7=196枚とやっていました。

はい、これはよくあるミスですね。

問題文をよく読まずに「280」と「0.7倍」を見た瞬間にかけてしまうのです。

「計算は得意です!」と自信満々に言う生徒ほど、よくこれをやってしまいます。

その後私は「かけるじゃなく割るだ」ということは言わずに、
何とか気づいてほしくて次のことをやりました。

問題文の「赤」とか「青」とかのポイントを丸で囲み、
余白に次のように書いてあげたのです。

--------------------
「赤」は「青」の0.7倍
280 = (  )×0.7
--------------------

文章題ができない人には、このように

①日本語で式を立て

②日本語を一個一個、数字や記号に直させる

とよく理解できるようになります。

この生徒も式の意味は理解できたようでした。

しかし、次に何をやったらいいか分からないようで、手が止まっています。
280÷0.7になることが分からないようです。

こういうとき、家で小学生を教えているお母さん方はどうなさいますか?

「これとこれを割るんでしょ」なんてダイレクトに教えてはいけませんよ。

それでは言われたことをやるだけで、考えることをしなくなります。

このケースでは、280とか0.7とか、数字が複雑だから子どもが何をしたらいいか分からなくなっているのです。

ということで、私は

280 = (  )×0.7 の下に、

8  = (  )×2 を書きました。

「さて、(  )には何が入るだろう?」
「4!」
「そうだ!…それ、どうしてわかったの?」
「え?…にしがはちだから」
「じゃあ、48=( )×4 だったら?」
「え~っと…12!」
「そうそう!どうして12ってわかったの?」(←ここはくじけずしつこく聞く)

「えー?…48÷4をやった…」
「だろ!じゃあ、さっきのは?」
「……あっ!」

そう言って、この男子は280÷0.7をやり出しました。

このように極力ダイレクトに教えず、「気づかせる」ことができれば脳は育っていくでしょう。

男子が「……あっ!」と短く叫んだときの、何とも言えない表情が良かったですね^^

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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