当たってるけどくつがえらない(3)

<前回の続きpart.3>

自分の正しさが認められない生徒が、次第に先生をぶっ飛ばすだの殺してやるだの言うもんだから、私は慌ててなだめにかかりました。

「ま…まあまあ…。ホントにろくでもない教師だけどさ…、許してやれよ…。
 
 天才はな…(あっ、そうだ!)

 天才というのはな…世に認められないもんなんだよ。
 
 ガリレオガリレイだって地球が丸いことを誰からも信じてもらえなかったろ?」

この急場で、我ながらナイスなことを言うもんだと密かに感心したら
「それとこれは全然違うっスよ!先生!本気で言ってんですか!?」と逆ギレされ、

た…確かに…と急に恥ずかしくなり、そのあと何も言えなくなりました。

ああ…なかなか金八先生のようにはいかないもんだ…。

********************

そして今回。

この女子は何度も1位を取っている生徒だからちょっと余裕はありますが、

それでも『証明』みたいな、頭のいい人間にとってはある意味ウデの振るいどころのような問題であっさりバツをつけられるのは、相当気分が悪いはず。いや~しかしセンセイ、そりゃないんじゃないの?

本当に先生はこの答案が間違いと思っているんだろうか?

いやいや、そんなばかな…仮にも先生だ。
こんなカンタンなのを見落とすはずがない。

じゃあ、やっぱりあれか…。

「ワシの書いた模範解答がすべてじゃ!」

と言って、自分の非を認めようとはしない輩の一人か。

その後、授業時間になったので、私もその生徒も授業へ。

結局、またもうやむやになってしまった…。

夜…みんな帰って、一人になったとき思いました。

こういうとき、なんて声をかけてあげればいいのかな…。

(大人の社会にはね…『たとえミスをしても、それを決して認めてはいけない』と教える社会があるんだよ。

 例えば訴訟はそうだよね…。
 いったん非を認めたら賠償請求がくるから決して自分の非を認めない。

 いじめがあるのに『我が校にはいじめがない』という学校もそうかもしれないね。

 でももし、誰かが勇気を振り絞ってミスを認めるとどうなるか…。
 
 それはね…そういう人はだいたい左遷されるなど不遇な目にあうんだよ。

 テストだったらそんなことないから、別にいいじゃんって思う?
 
 ん~…でも、なかなかそうはいかないと思うよ。

 そういう思想が染みついている人間にとってはすべてがそうだから。

 大事なのは…

 自分が将来同じ立場に立ったとき、どう振る舞えるかじゃないかな)

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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