当たってるけどくつがえらないかも(1)

「先生、これ…どこか間違ってますか?」

ある中3女子が数学の答案を持ってやってきました。

それは先日の校内テストのものでした。
数学の証明問題に見事にバツがついています。

どれどれ?と中身を読んでみると、
きちんと論理的に説明してあり、
一点の間違いも見当たりません。

(あちゃー…センセイ、やっちゃったな…)

これは明らかな採点ミス。

女子生徒は私の横で不満そうに語りました。

「これ、絶対当たってるよ!
 証明は一問3点だからデカいのに…
 他の人は-1とかの減点で、何で私のは全部バツなの?」

「…確かになぁ…これでバツはないなぁ…全然問題ないよこれ…」

その後一緒にはさんであった模範解答を見ると、それほそれで正しいものです。

しかし、この生徒のも全く問題はありません。

数学は別解で解いてこそ、その人の知能が測られるのに…

おそらく数学に対して深い知識のない先生か、
自分のミスは分かったけどそれを認めたくない人かのどちらかなんだろう。

一応ちゃんと訴えたのかと聞くと、
言ったがダメと言われたとのこと。

(ふ~ん…)

私はすぐに今から10年ほど前のできごとを思い出しました。

ある中学校の男子生徒でよく似たことがあったのです。

それは、断層の問題で「このX-Y面を何と言いますか」という問題。

彼は自信をもって「断層面」と解答に書きました。しかしこれがバツ。

答えは「断層」となっていました。

彼は先生に猛烈に喰って掛かりました。

「この現象を何というかという問題だったら『断層』だけど、
 この面を何というかだったら『断層面』でしょ!」

そして、塾のワークにも書いてあると言って、その部分を切り取って先生に見せました。

「ほら、ここにもこう書いてあるでしょう!」

しかし先生の判定は変わりません。

その男子は「どうしてですか!」と泣きながら訴えました。

すると先生はこう言いました。 (つづく)

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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