先走っても意味ないジャン!

塾へ入会のお問い合わせがあると、はじめに面談を行います。

その話の中で、

小学生なのに英検の3級(中学卒業程度)に受かっているとか、

中学生で準2級(高1、2年程度)を取っているとか(英会話教室?)、

または、小6だけどすでに平方根(中3)までの計算を終えているとか(「〇〇いくもん」の塾)

スーパーなお話を度々耳にします。

以前は、へ~!まだまだ先のことを!すごいね!と思い、素直に実力を認めていたのですが、塾の授業を始めていくうちに、おや?と思うことが多くなってきました。

小6で平方根までマスターしたというお子さんに、試しにルートの四則計算をやらせてみると、ピタッと手が止まります。

初対面なので、「できないの?」ということも聞きにくいし、向こうも「できている」と言った以上「分かりません」とは言いにくい…。

そんな感じで非常にやりづらさを感じるのですが、結局ふたを開けてみると、平方根はおろか、中2の連立方程式も危ういなんて状況がザラ…。いったい何をやってきたんだとなります。

加えて、文章題ができない。

いや、これはウチの生徒ならできるというものでもありませんが、
ウチの塾だったら小6に連立方程式や平方根を教える暇があるんだったら、文章題をやらせます。

どうして、計算ばかり先取りするかなあ。
3年先の計算ができたって意味がないじゃないか。

「アメリカに渡って、孫正義のように飛び級をして、将来は絶対成功してやるんだ!だから…ボクには時間がないんですっ!」
というおつもりなら分かりますが、どうもそうではないらしい。

「平方根ができるということでしたが…」
と、保護者に恐る恐るお電話すると、実は…とお話しなさります。

母「プリントの横にやり方が載っていて、
子どもたちはそれを見て問題を解くんです…。
だから横にそれがないとできないのかもしれない…」と。

えっ?それって…
私はお話を聞いて絶句しました。

それって、はっきりいって絵合わせじゃない?
2√3+4√3=6√3と横に書いてあったのを見て、
手前だけ足せばいいんだなとか、もしかして空想でやってんじゃないの?

そもそも平方根とはどういうことかとか、
なぜ有理化しないといけないのかとか、
そもそもの話を知ってるのかな?

塾も塾で「小6なのに中3までの計算ができましたよ」と言ってアピールしているらしいから呆れます…。
中3教科書の平方根の問題をたったの一問も解けてないのに…。

英語もそうです。
「3級取ったので中学卒業程度はあります」とおっしゃいますが、なかなか書けません…

この間、準2級を取っているので大丈夫と聞いていた中3生が、穴埋めで

He (look) ・・・

とやっていたのを見て唖然としました。
Heのあとなんだから、s か ed は必ずつきます。
そして驚くほどその手のミスが続きます。

(ああ…この生徒、おそらく会話中心で、書く方の問題演習はほとんどしてきたことがないんだろうな…)と思いました。これでは、模試や入試は取れません。

別に英会話を否定するつもりはないのですが、
それをやってきたし、英検も受かっているから
「英語は受験的にも大丈夫」
と盲信している人が多くはないかとちょっと心配です。
そういう方々には「問題集もちゃんとやってくださいよ」と言いたい。

だいたい、英検もひどいんです。

問題はすべて4択。

書くことはないから、スペルを気にする必要もない。
(※準1級と1級には英作文があります。)

中学生が、期末テストや模試や入試で「スペルを気にしない」なんて言ったら不合格まっしぐらです。

加えて、合格点が甘すぎる。

60点で合格なんて、いったい資格試験の意味があるのかという基準。

ちなみに模試の英語で60点は、偏差値50チョイ。

進学高はおろか、三桜にも合格できるかどうかというレベルです。

だから80点以上で合格した人は別として、
60点で合格した人は、
間違っても英語が得意なんて思ってはいけません。

他の科目と同じく、英語にもきちんと向き合っていかないといけないレベルです。

ただ、漢検や英検は「何か目標を持ち、それに向けて勉強する」という点では素晴らしいことだと思います。

あとは結果をどう受け止めるかですね。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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