丸付けのレベル (1)

生徒の丸付けの様子をじっと見ていました。
するとその女の子は、自分が書いた「x=5」に×をつけて、となりに正しい答え、3という数字を書きました。

ここまではよくあること。

しかし、そのあとその人は…なんと・・・なんと・・・!

そのままパタンと問題集を閉じたのです!

「いや~~ちょっと・・・マジで?」私は驚いて言いました。
一方、その子はキョトンとしています。

(こ、こいつ…わかってない…)私は再び続けました。

「今、答え写したあとすぐ閉じたよね!」
「あ…、は…はい…」
「検証した?」
「ケ、ケンショウ?」
「なんでそうなるか、もう一回やったの?!」

するとようやく何を言われてるのか分かったようで、愛想笑いしながら×の見直しを始めました。

(はぁ~~~ダメだこりゃ・・・校内テストで400点以上取っているやつなのに、まだこんなことをやっている・・・いったい、いつになったら・・・)

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「家ではよく勉強しているように見えるんですが、成績がさっぱりで…。勉強のやり方がいけないんでしょうか?」と、新規のお母さん方から質問を受けるときがよくあります。

「私は勉強を教えられないんでねぇ…。
 何がいけないのか…やり方がダメなのか何なのかよくわからないんですけど…。
 ただ勉強はしてないわけじゃないんですよ!
 机には向かっているんです。
 …頑張ってるようには…見えるんですけどねぇ…」
とため息をつかれるお母さん。

そんなとき私はこう言います。
「一度我が子の『勉強の様子』ではなくて、『丸付けの様子』を見てください」と。

「マルやバツの数はどうでもいいです。
 バツばっかりだとバカだとか、そういうことではありません。

 問題は…、丸付けを1ページ終えた直後。
 お子様がハズれたところの確認をするかどうかをよく見てください。

 何でそんな答えになるのか考えたり、どうしてハズれたのかを検証したりしていればOKです。いずれ必ず伸びます。

 ただ、もし答えを書いておしまい…、たいして検証しないですぐに次のページへ行っちゃったら…大変危険です。それはまったく勉強してないことと一緒ですから…。いや、むしろやったように見える分だけやっかいですね。本人も勉強した気分になっているから、なお始末が悪いというか…。」


答えだけ書いても意味ないじゃん!ってのは…、大人は当然わかるんですけど、子どもたちは分からない人が結構います。

思うにこれは、「宿題」の弊害ですね。

学校では、定期試験前に家庭学習を指示します。
「ワークを何ページから何ページまでやって丸付けして提出」などと。

言われた生徒は、「分かる、分からない」より、指示を守って宿題を期限内に出すことを優先します。それをしさえすれば解放される。なら早く終わらせよう。丸付けもしたし、もうOKでしょと。

私の大学生時代の実験レポートもそうでした(笑)。
中身の理解よりも、教科書や先輩のを写して提出、イコール即解放と。

レポートを仕上げるまでに2時間弱は机に向かいましたか…。
はたから見ればさぞ勤勉に映ったでしょうが、中身はひとっつも理解していませんでした。だからダメだったのですが…(爆)

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「ちょっとみんな聞いてくれ」

幾度となく言ってきたことですが、期末テストが近いのでもう一度念押ししておこうと思いました。

「いいか、丸付けには3段階のレベルがあるんだ。それはね…」(つづく)

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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