トップの力 (2)

**前回の続き**

そういってぐるりと生徒の顔を見渡し、さらに続けました。

「できる人ってのはさ、答えを見ないの。
どうやって解いたらいいのか、それこそ時間を無視してただひたすらに考え込むんだ。

ある人は日曜の朝に問題を解き始めて、夜にひらめくかもしれない。
すると一日かかって、たったの一問しか解いていないことになる。

お母さんがそれを見て言うかもしれない。
『アンタ全然やってないじゃない!』とね。

でもそんな小言をよそに、自分は非常に満足を覚える。

やった!やってやった!オレの力で解いた!
この問題を…オレ自身の力で…!とね。

そしてそれが…

いいか、ここは大事だからよく聞くんだ。

そしてその経験がね、

初めて見る問題にも動じないパワーと、
それを解決することのできる腕力を生むんだ。

ちょっとトップクラスの話になるけど、
結局、勝敗はそこで決まると考えている。

トップ校を受ける連中はね、
問題集で一度やったことのある問題では差がつかないんだよ。
そんなものはみんな解いてくる。

結局・・・差が出るのは「初見」なんだ。
今まで見たパターンではなく、初めて見る問題。
これをくぐり抜けられるかどうかで勝敗が決まる。

例えば今年の入試で言ったら、関数の砂時計問題がそう。

砂時計の砂の落ちる速さがどうのこうのという長い前置きを読むうち、
「何これ!こんなの問題集になかった!学校でも塾でも習ってない!」
とパニックを起こす人はダメだ。

そいういうときは、
「ほ~う、砂時計?何か変わってるね~、どれどれ…」
と落ち着いて問題に向き合えないといけない。

そしてそれができる人というのは、

解答解説をすぐ見てパターンを暗記する人ではなく、
手元にある解答を見ずに何時間も考え抜き、自分なりの結論を導き出せる人間なんだ。

(つづく)

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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