通信簿のはなし

終業式が終わると通信簿が返されます。
そこで、塾生には通知表の数字がいくつだったのか紙に書いてもらうのですが…

「やっぱりねぇ…」

毎度見なれた光景にため息が出ます…。

「どうして女子はおおむね良い数字をもらい、男子は平均的に悪いんだろう…試験の点数的にはそんなに変わりないのにな」

と中1男子連中にふると、

「提出物は出してますよ!」
「俺は出してないから駄目だ」
「俺はうるさいからかな」
と、ガヤガヤ。

「おい、お前ら、もうちっとまじめに授業受けろよ。おい、T君!なんでテストで85点取ってのに通信簿が3なんだよっ!」

ちょっと前に入会し、今回成績が上がった生徒です。4や5になってもよさそうなのに…。すると、
「はい…、ぼ、ぼくは…授業であまり手を上げないからじゃ…ないですかね」
「ふ~ん、お前は確かにそういうところあるかもな。もうちょっと積極的にいかないと!」

次に5科目はいいのに実技科目がオール3の生徒に言いました。

「おい、k君。実技は2倍になるの知ってるよな。」
「はい、知ってます!」
「じゃあ、なんで美術が3なんだよ。」
「あの先生は俺の芸術をわかっていないんです!」

ちっ!このままではマズい…いくら制度改革で学力重視になったと言っても、平均4未満では勝負にならない…。

ここで緊急授業をスタート。

宮城の合否決定の仕組みを一通り解説しました。

「・・・というわけで、内申点も重要なんだ!
だからさ、まず平均4はいっとかないと。
3点台ではダメだ。
ここに書いたように合否を決める相関図には『死のゾーン』ってのがあってな。
ここにいる限り入試で何点取っても受からないの。」

すると、
「あーオレ終わった」
「じゃ、南行けねーわ」
との声が。

「確かに行けねーな。3点台はいわば犯罪者だからな。
お前ら頭はいい。偏差値的には南なんて軽く超えてるよ。
でも3点台ではダメなんだなー。まず受かんない。
『頭は良いようですが、ウチには来ないでください』って学校側から言われてんだよ。
これが犯罪者じゃなくてなんだ?
お前…、将来知能犯になるしかないな。銀行強盗でもやるか?」

ちょっとグサッときてほしかったのですが、生徒らは大爆笑。

「おい、k君!お前は口がうまいからオレオレ詐欺やれ」

「あーいいっすね!オレ得意かも!」

「おい、かぶせんなっ!あと家に帰ったら塾の先生にオレオレ詐欺やれって言われたなんて言うんじゃないぞ!」

「大丈夫です!」

「ならいいんだがな。とにかくね…テストはいいんだから、ほかをもうちょっとマジメにやってくださいな。
どうして、女子はいい数字をもらうかわかるか?

提出物は出す、
先生の方をきちんと見る、
教科書にはしっかりアンダーライン、
おまけに字もキレイ。

それに比べてお前らはなんだ。

提出物はかばんの中で資源ゴミと化し、
先生の方は見ずに好き勝手、
教科書のトムやマイクは頭から激しく血を吹き出し、
書いた字は相手に吐き気をもよおさせる。

これでは良い数字をもらえるわけがないだろう。

せっかく頭がいいんだからさ、4月からはもうちょっと態度を入れ替えないと。分かった?」

「はい!がんばります!(一同)」
プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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