感情は消してくれ(前編)

中3は、先日みやぎ模試を終えました。

1月号は受験者が非常に多く、ある意味最後の審判が下るテストといえます。

昨日、ある女子生徒が自習に来たとき尋ねました。
「模試はどうだった?」

すると、
「やばい…数学終わった…」との返事。

(やはりキツかったか…。この子は本当によく頑張っているが…、センスというかひらめきというか…、教えれば分かるけれども、自分で答えまで行き着くのは…やはり難しいか…)

そんなことを考えながらも、表情には出さず、続けてさらっと言いました。
「模試の復習はしたの?」
「いや…」
「じゃあ、やらないと」
「え…もう見たくないです…」
「それじゃだめだよ。次に出たときに当たればいいんだから。ほら逃げないで!教えてやるから。」
「え~…でも…」
「じゃ、入試までずっとこのままだ」
「…はい…やります」

(もう…復習が大事とあれだけ言っているのに…。
そしてそれが大事なことは本人も骨の髄まで分かっているはずなのに…。
それなのに「見たくない」と臭いものにふたをしてしまう…。うーむ…)

でも、いま小言を言って、せっかくのやる気に水を差してはいけないのでこれは言わないでおくことに。

どこができなかったか聞くと、まずは「関数」とのこと。
どれどれ?と問題を見ると、いたってフツーの問題でした。

130110_215506.jpg

「これ、冬期講習でやったじゃん!っていうか、秋からこれをテーマにした問題をもう何回やったろう?できるでしょこれは!」
「え?分かったんですけど…何ていうか…」
「これは単に連立して解くだけでしょ。こうやってこうやって、Aの座標は(1,1)。って…おいおい冗談だよね?」
「え?いいんですか、それで!」
「は?なにが?」
「合ってた!え~~、これゼッタイ見えないよ~!」
「え?何を言ってんの?」
「Aってこれですよね!図的に、横に1マス、上に1マスってなくないですか?」

よく意味が理解できずポカンとしていると、隣の女子も言いました。
「そうそう!これってさ~、4ぐらいはあるよね!」
「はあ?なんだそれ」
「だから私もゼッタイ違うと思ってやり直してたら試験時間が無くなってさ…。」


……。…絶句。まさに絶句…。

誤解のないように言っておきますが、この二人は偏差値が60近くあり、向山を受けようと考えている優秀な生徒たちです。その二人が、唖然としている私の横で「これはないと思った」「そうだよね~」と振り返っている…。しっかり解けているにもかかわらず…。これはもう、数学の解法指導とかのハナシではない…。

失敗した模試はもう見たくない…
この長さで1ということはないと思った…

などなど、この子らは基本的に感情主体で物事を処理しています。

普段の生活はそれで結構ですが、テストはそれでは解けません。数学などは特にそうで、いかに惑わされずに一つ一つ冷静に調べ上げるかがキモです。感情で動く人間は、経験的に男子より女子に多いです。なので、数学嫌いや数学苦手は女子に多いのだと思います。この二人は音楽部。なるほど、道理で「感情100%」なわけだ。

「見た目とか感情で動くなよ!あと自分で解いた答えに自信をもって!」
と言うも、そういうマインド的な部分の改善というのは一朝一夕にはいくまい…

さてこれをどうしたものかということですが…(つづく)
プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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