美しさが分かればトップクラス

中2特進クラスの数学の授業で。

図形の、角度を求める問題でお星さまが出てきました。

hosi.jpg

求め方を説明した後に言いました。

「よって一番大きい角が108°、次に大きい角が72°、そして一番小さい角が36°だ。
…それにしても…星ってステキだと思わないか?
星がこんなに美しいのは36:72:108がぴったり1:2:3になっているからじゃないかな。
きれいにデコレーションされてピカピカ光っているクリスマスツリーがあるだろ。あれ見てよく女の子は綺麗だなーってうっとりするよね。俺も中学の時思ったよ。ツリーのてっぺんに刺さっているこれ見て、『すべての角が1:2:3!なんて美しいんだ…』ってね」

すると男子にはウケましたが、女子にはキモいと言われました…(悲)

…でもまあ、いいんです。普通に説明して「ふーん」で終わられるより、彼らの脳裏にこのことがエピソードとともに記憶され、偏差値が上がれば私的には大満足です。

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中3の授業でもエピソードを交えてなんとか記憶させようとします。

jyusin.gif

「というわけで、点Aから向かいの辺の真ん中へ線を引く。点Bからもお向かいの真ん中へ線を引く。
…そこで、だ。
点Cからも引くだろ。すると…なんと一点(G)ですべてが交わるんだぜ!すごいと思わないか?正三角形とかじゃなく、どんなテキトーな三角形でも成り立つんだよ。
オレ、これ知った時、あまりの衝撃にそれからしばらく何も口にすることができなくなってな…」

「だが、まだ終わりじゃないんだ。本当に恐ろしいのはこのあとだ。一週間後…やっとスープぐらい飲めるようになったときに知ってしまったんだ!
AG:GL、BG:GM、CG:GNのすべてが…す…すべてが2:1という事実に!
どんな三角形でもだよ!…あわあわあわ…今改めて見ても倒れそうだ…。
当時中2でこれを知った時な…あまりの美しさに気絶してしまって…気づいたときはどこかの病院の集中治療室だったなあ…」


あちこちからクスクスと笑い声が聞こえましたが、数学の美しさに同感してくれているわけではない様子…。でも、彼らの記憶のフックには引っかかった手ごたえがあるので、これでよしです。

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そんなある日のこと。
ウチの最強講師陣の一人の菅野君(一高元応援団長&東北大)が、一高3年生の数学の質問に苦戦していました。中学生の授業を終えた私がそれに加わり、ふとある直感から式変形を重ね、やがて問題の証明に成功。

その直感とは「もしこうだったら美しいなあ」というもので、画家がキャンバスに筆を加えるように、その問題の等式の両辺に1を加えてみたら、たまたまゴールまでたどりついたのでした。(ああ、やっぱり美を知るって大切だな…)と再認識。すると、隣の菅野君が「おお、きれいだー!」と発声。

さっすが菅野君。「へーこうやって解くんですかー」とかじゃなくて、「きれいだ」っていうその感覚があるから君は優秀なんだね。
隣の高3へ言いました。「菅野先生の『きれいだ』って意味、お前はわかるか?」
「え?あ、いや…まあでも…、へー、こうやって解くんですかー」
「いや、違うよ。」
「えっ?これが答えじゃないんですか?」
「答えだよ。」
「ええっ???」
横で笑っている菅野先生、言いたいことは分かるよね。あとはしっかり教えてやってくれ。

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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