魔法の言葉

小6算数はいま、ある意味最大のヤマ場を迎えています。

それは「速さと道のり」の単元です。

・15分は何時間?

・時速40kmは分速何m?

のような単位の変換問題が延々と続き、多くの人は何をどうしたらいいのかワケがわからなくなってきます。

これは、中学生でもなかなかできるものではありません。上のような速さの問題は、今回の中3理科の中間テストの範囲にもあり、多数の質問を受けました。

ご家庭で小学生の指導をなさっている親御さんは多いと思いますので、ここでちょっと、指導のコツといいますか、いい例とダメな例をお教えしたいと思います。

***************

問い:15分は何時間?


(ダメな例)
「1時間は60分だから、15分では?
(分)から(時間)を求めるには60で割るんでしょ。
だから15÷60で・・・はいやってみて。」

これはやり方をすべて教えてしまっているので、子どもは頭を働かせることなく、ただ言われたことのみをやるだけとなり、内容が身についたとはいえません。「割る」ことを親(教師)が言うのではなく、子どもに「言わせる」のが大事です。

(いい例)
「1時間は何分?」
「60分」
「2時間は?」
「?・・・120分」
「3時間は?」
「180分」
「5時間は?」
「え~っと300分!」

ここら辺でもういいでしょう。ここで、ズバッと魔法の言葉を投げかけます。

『それってどうやって求めたの?』

これが効くんです。子どもに求め方を「言わせる」のです。なぜなら「言う」ためには「頭を使う」からです。

「それってどうやってもとめたの?」
「ん?え~・・・」
「どうして300分なんて分かったの?神のお告げか?」
「え~・・・」

ここは助けず、ひたすら待ちます。学力の低い子は総じて自分の思いや考えを言語化できません。なんとな~く、フィーリングで算数や数学をやっているんですね。ある子はこんなふうに返します。

「え?だって1時間は60分じゃん」
「ふーん・・・じゃあ5時間はどうして300分って言ったの?」
「それは・・・」
「なんとなくそう思ったの?」
「・・うん」
「じゃ7時間は?」
「ん~っと・・・420分」
「だから~~それをどうやって求めたの?そんなに速く!わかんないから教えて。」
「え?60をかけた??」
「そう!(時)から(分)を出すとき60をかけてるんだよ。じゃあ、逆に(分)から(時)にするときはどうすればいい?」
「割る?」
「ということになるよね。さ、やってみよう!」

言われたことを意味も分からないままやるのと、自分で気づいてやるのとでは、理解力、吸収力に大きな違いがあります。お子様の面倒を見ている方は、ご家庭でも是非試してみてください。

<まとめ>
・「それってどうやって求めたの?」と尋ねて、本人に気づかせる。
・自分の思いや考えを言語化させる。


テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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