自己紹介①

今週から始まった新学期授業。

中3Bクラス担当の加藤先生も、真田先生と同じく、「正解は何かよりも自分でどう考えてその答えが出たのかを大切にしてほしい」ということを述べていました。

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中3Sクラス担当の私(工藤)はほぼ全員が初めてなので自己紹介から。

さっそくだけど本日の宿題はこれです。
ところで宿題はみんなきちんとやる方ですか?
私も中学のとき塾に行ってましたが、自分はサッパリやりませんでした(笑) なぜなら毎朝新聞配達をしていたからね。

一般のおじさんたちは一日60部ほどをバイクで配って…しかも配りやすい団地に…だから5時から30分ちょっとで終わってた。それで月給7万円。

一方、オレは― 倍の120部を任された。

自転車の前かごと後ろの左右かごに40ずつ入れてフラフラになりながら配ってね。しかも団地じゃなくて田んぼの中の一軒家だから1つ配り終えると次のお宅ははるか遠く。あれはイジめだったな(笑)それで月給2万5千。おじさんとの格差にイヤになった。

120件全部のお宅を暗記するのも大変だけど、どこをどう通ったら効率が良いのか、最適解を考えるのも一苦労だった。でも結局、朝は3時ごろ起きて、新聞屋が開いた瞬間から始めないといけなかった。全部終わるのは7時ごろだったかな。

悲惨なのが真冬で道路に雪が積もったときでね。

田んぼ道だから誰も通った跡がないんだ…。結果、自転車は走る道具じゃなくてリヤカーみたいなもん。それを押しながらザクザク雪の中をかき分けながら進んでいった。

たまに道路に車の通った跡―すなわち轍(わだち)を見つけたときはまさに夜中の暗闇に差す希望の光だった。そしてドライバーに心の中で感謝した。ありがとう、ありがとう、ここを通ってくれてありがとう。

そのへこみを自転車に乗って走る。快適に走る。

頬が濡れる。雪が顔に当たって溶けたのか、涙なのかはよく分からない。

やがて交差点に差し掛かる。すると…

その轍はこんなふうに右にカーブしていた。
「お~い!なんで曲がるんだよ!」
心の中でドライバーを呪った。

オレは真っすぐ行きたいのに…。

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さて、ここで考えられるのは3択。

一つは轍のカーブを無視してスピードを保ったまま強引に轍から雪の中に突っ込む。でもこれは結局その段差の衝撃に耐えられなくて転んで新聞をぶちまけた(泣)。

次に試したのがブレーキ。一度止まって自転車から降りて歩いて雪道を進むの。しかしこれも、轍が曲がっているのが分かるのが結構直前でね。ほら、田んぼ道は電灯もなく真っ暗だから。

で、急ブレーキをかけるんだけど、後ろのかごの重量で自転車が横滑りになって転んで、結局新聞を雪道にぶちまけた。。。これを泣く泣く一つずつ拾ってかごに詰め込む作業がどれだけ悲しいかお前たちには分かるまい(笑)

で、結局3番目の行動が一番いいと分かった。
すなわち、ゆっくりブレーキをかける。自転車のケツが振られないようにゆっくり。

雪道の段差に乗り上げてしまっては転んじゃうから、乗り上げないように慎重に轍に沿って右に曲がる。もちろん自分の行きたい方向とは違うよ。そうしてカーブを曲がってようやく自転車が止まったら向きを変えて、そこからは深い雪の中をザクザク歩いていくんだ。これはこれで悲しいけど、新聞をぶちまけないからダメージは少なかった。

でもこのつらさも、犬に比べれば大したことはなかった。新聞配達屋にとって、一番イヤなのは番犬だ。
(つづく)

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

ハイパーラーニング

Author:ハイパーラーニング
2000年に名取市で生まれ、生徒たった1人から始まった塾は、2016年におかげさまで1教室400名を超えるまでになり、同年、五橋に2教室目が誕生いたしました。

これまで、勉強をつい怠ける男子生徒や、受験に不安を感じる女子学生と、日々丁々発止のやりとりを続けてきて十余年、時が経つのは随分あっという間だった感じがします。

初心を忘れず、生徒との一分一秒を大切に。これからも生徒さんの目標達成に向かって共に歩んで参りたいと思っています。

こちらでは各講師が日替わりでクラスの様子をお伝えしてまいります。

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