倍率に右往左往

昨日の夕方、高校入試の本倍率が発表されました。

真田先生が教室に貼り出すと、そこに一気に押し寄せる中3の群れ。

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「え?何倍?」「見えない!」「いくつ?」
一気に興奮が高まる。

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やった~!と思わぬ低倍率に、友達とがっちり握手をする女子たち。
「良かったね!(涙)」
「うん!ありがとう!(涙)」
あの~…受験はこれからだから。ありがとうってナニ…

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貼り紙を見ていたある男子から「先生!」と声。
鼻息は荒く興奮している。
「名取北は275人受けに来るってことですよね」
「うん、そう書いてあるね」
「じゃあ定員280人ってことは…」

その瞬間、隣の男子が「やったー!」とガッツポーズ。二人で肩を抱き合ってピョンピョン飛び跳ねる。なんでこうなるんだ?

「ちょっと待った!お前らは全然分かっていない。280人は全体の人数ね。そこから前期で決まった84人を引くの!だから後期の定員は196人ね」

「えっ…?」
二人のジャンプが止んだ。
「ってことは…」

「そう。275-196だから…80人くらいは落ちるってことだな」
「えっ!落ちる?!」

「そう。落ちる。不合格。北高には入れない。分かった?80人落ちるの」

これでもかとタブーワードを畳みかける。女子だったらここまでは言わないけど、男子には言う。お前たちにはもっとたくましくなってほしいからね。

すると、男子の顔から急に笑みが消えて…
「先生…80人って多いスか…少ないスか…」
「知らねーよ(笑) 80人だろうが100だろうが200だろうが知ったことか。他人など気にするな!」


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その後―
教室に入ると生徒たちが、三高が…、三高が…とガヤガヤ。いったいどうしたのか聞くと、理数科が2.54倍なんだとか。

「ええっ!それはすごい!燃えてきた~!ヤバい、全身の血が沸騰してきた!おい、S!」

光る棒を手にした瞬間に不思議な踊りを始めるパペットマンSの方を振り返ると…ガックリ肩を落としているのが分かる…。お~い、誰か棒をもってこーい。

「え~と三高は…ほう!48人の定員に122人か!いいねえいいねえ!オラ、ワクワクしてきたぞ」
S「……」

「お前は大丈夫だって。実力があるじゃないか」
S「………ハァ~……」

「なんでため息なんだよっ(笑)!燃えてきたろ?」
S「……(うつむき中…)」

「お前の1月の偏差値はいくつだっけ?」
S「………ハァ~(ガックリ肩を落とす)」

「あれ?下がったんだっけ……じゃあ12月は?」
S「68です(きっぱり)」

「それなら全く問題ないじゃん。で、1月は?」
S「………ハァ~~(ガックリ…)」

「なんなんだよもうっ!いい時だけしゃべって。イライラするな~!男だろ?!」
S「……(うつむき中)」

これだ…だから萌え萌え系はダメなのだ。
2.5倍と聞いて俄然闘志が湧いてこないと!

「おい、ゴウリュウ!お前は?ラッキーだったな。お前んとこの倍率は1.06か。まだ震えてんのか?」
「ハイ…多少…」

答える声に力がない。苦笑いする顔の筋肉が幾分緊張している。

「オイオイオイオイ!こんなん、勝負としちゃあつまんねえだろ。ホントに不安なの?」
「…ハイ…」

「オイオイ…お前は剛の者じゃなかったのかい?」

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男子らのあまりの軟弱ぶりに一人ほくそ笑むゴトー。
「おい、お前からもなんか言ってやれ…」力なく振ると、「え?イヤです」

「とにかくさ!倍率など関係ない。受かるのはオレだ、ぐらいの自信をもって頑張ってちょうだいよ!」

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

ハイパーラーニング

Author:ハイパーラーニング
2000年に名取市で生まれ、生徒たった1人から始まった塾は、2016年におかげさまで1教室400名を超えるまでになり、同年、五橋に2教室目が誕生いたしました。

これまで、勉強をつい怠ける男子生徒や、受験に不安を感じる女子学生と、日々丁々発止のやりとりを続けてきて十余年、時が経つのは随分あっという間だった感じがします。

初心を忘れず、生徒との一分一秒を大切に。これからも生徒さんの目標達成に向かって共に歩んで参りたいと思っています。

こちらでは各講師が日替わりでクラスの様子をお伝えしてまいります。

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