学校に感謝したい

あるトップ高に通う生徒のお母さんとの面談で、私は質問をしました。

この前の野球の定期戦、応援に入った生徒が随分少なかったらしいですね。

行くのが義務ではないんだったら、行かないで勉強した方がいいという生徒が多いと聞きました。

生徒が決めたのか、親が決めたのかよく分かりませんが、彼らは本当にそんなことを思ってるんでしょうか。

するとお母さん、

そうらしいですね。

学校の先生の話では親からよく学校にクレームの電話が来るそうですよ、

一流大学に行けるからお宅の高校に入れたのに、アピール行進とか放課後の応援練習とか、そんなことばかりやっていて本当に希望の大学に行けるのかって。

だから最近は学校側もその親に配慮して、イベント参加を「希望者」としたり、応援の時間を短くしたりするんですよと笑います。


ふぅ~……まったく…。

学校行事を休んで勉強?クレームの電話?

開いた口が塞がらない。

おそらくその親は、高校3年間の学生生活は大学への踏み台ぐらいにしか思っていないんだろう。

きっと、よほど暗い青春時代を送ってきたに違いない。

さらに高校に親がいちいち口出ししている点も気にくわない。

高校は義務教育ではない。

通わせていただいているのである。

入試のときは、どうか受からせてくださいとへりくだっておきながら、

受かったら対等以上の関係でものを言うとはいったいどういう了見なんだろう。


学校側もこういう親にブルってはいけない。

定期戦は早慶戦より古い、何十年も続く伝統行事でしょう?

「全員参加!現地集合!現地解散!」ぐらい言ってくださいよ。少なくとも自分が高校生のときはそうでしたよ。

応援で精一杯声を枯らした後はブンチョーに行って打ち上げをし、その後磯原先生とまさかの鉢合わせで大目玉を…って、この話はいいか。


あ、そうそう、これも似た話で、とある小学校の先生から聞いた話。

最近は運動会の駆けっこで、学校側がゴールテープの両側にビデオカメラを2台挟むように設置するんですって。

なんでそんなことをと聞いたら、後日、親からクレームが来るからだとか。

曰く、ウチの子は3位ではなく2位だった、証拠ビデオもあると。

で、学校側も言うワケです。

こちらにも証拠がある。何しろゴールテープの両真横だからこちらの方が間違いないでしょうと。そしてお互いにビデオを見せあって…


って、オ…オイ…、オ~~~イ!!!

小学校の駆けっこでビデオ判定!?なんじゃそら!競馬か!

その親は「ホラ、ハナ差でウチの子がまくってるでしょ?」とでも言うのだろうか。

よもや宮城でこんなバカな話があろうとは夢にも思わなんだ…。


学校側もさ…そんなの捨て置けよ…。

授業以外に、何日も前から運動会の準備をして、練習もして、会場設営もして…ってそれだけでも頭の下がる思いなのに、こんなバカも相手にしなきゃならないとはね…、なんて気の毒なんだろう。

やんや言ってきたら「うるさいっ!」と一喝すればいいんですよそんなの。

え?訴えられる?

ああ…そーですか…ヤな時代になりましたね…


しかしこのテの話、中学校では聞かない。

なぜだろうと思っていたら、これもお母さん方との面談で気がつきました。

例えば、我が子のテストの採点に不満があるなどという理由で(これはこれで驚き…)、学校側に電話しようかと一瞬考えるも思いとどまるんですって。

その理由は、、、

「それを言って逆に内申点を減らされたら敵わない」からと。

ほぇ~~~…

いや~そうですか…そうですか…

え~…さしもの毒舌の私も、ここはノーコメントでいいでしょうか…


内申点システム、今まで反対の立場だったけど、こういう親の暴走の抑止力になるんだったら内申点も案外アリなのかも…って思いました。


とにかく一部の親のこととはいえ、入試とか内申点に絡むときは矛を収め、それに関係ないとなるとコブシを振り上げるってのはどうなんでしょうか。卑怯じゃないの?

どうも、純粋に学校への感謝とか謙虚な気持ちが薄れている気がするなぁ…。

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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