逆転ホームラン

★仙台一高(後期)合格男子

1月のこと。

お父さんと本人を交えた三者面談で、私は意を決して伝えました。

「仙台一高のボーダーラインは偏差値66です。

で、本人のこれまでの成績はこちら。

spt.jpg

少しずつ伸びてきて、最も良いときで66を取っていますがならすと63ですから…

普通に考えると合格は難しいでしょう。

仙台三高とか宮一あたりが適当かと…」

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彼は前々からできれば一高に行きたいと言っていた生徒ですが、

いかんせん野球、野球で、授業にきちんと来られず振替の多い生徒でした。

その結果、成績は偏差値60~64を行ったり来たり。

私は模試が返されるたびに思いました。

(能力はあるのにな…

自分の授業を休まずきちんと来て、

モノの見方とか解法のコツを学んでくれたら、偏差値66なんて軽いのに…)

幾度となくこう思うも、部活と勉強をどのように両立させるか、どちらを優先するかは本人が決めることです。

で、両方を取る生活を続けてきて、中3の8月。

部活を引退したあとは、授業の欠席は無くなりました。

そして残りの半年で偏差値を数ポイント上乗せ。

しかし、やはりMAX偏差値が66では一高は正直厳しい。

その辺を最終面談でストレートに伝え、彼の意見を待ちました。

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翌日。

志望校をどこにするか聞くと、彼は「迷ったけど一高にします」ときっぱり。

う~ん、厳しいけど、そう決めたなら頑張るしかないな!

そうして私は彼と戦略を練りました。ポイントは3つ。

①まず部活引退以降、数学が良くなったのはデカい。
もっと早くからオレの授業を受けていたら……とは言うまい(笑)

とにかく、高校入試は数学ができない人が多いから、ここで他人と差をつけられるのは大きい。

spm.jpg

・内申4.8もデカい。もし、今年の入試問題が簡単だったら上位陣との得点差が薄まり、内申勝負になる。こうなればチャンスはある。

・でも社会がヒドい。やはり野球漬けが祟ったのか勉強量が全然足りていないようだ。

問題集を解くだけでなく、年表作り、地図作りをやるんだ。

こういうと、彼は五橋ブログを見たらしく、「アレはすごいですね。自分もやろうと思います!」と返答。素直でよろしい!

で、結局彼は5科目の問題集をやるほかに、
1月末から入試前日まで毎日、年表や地図作りに集中。

参考書がギッシリ並んでいる本棚前の自習スペースがいつも彼の指定席でした。

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合格発表の日。

電話を取った真田が目を丸くして私に受話器をパスしました。

急いで代わると、男子は電話口で叫びました。

「先生~~!!オレ、逆転ホームラン打ったよ!
大逆転ホームラン!やった~~!!」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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