クラス替えの話③~点数か処理速度か~

理解が遅いけど高得点を取る生徒(女子に多い)と、

理解は速いけど点数が取れない生徒(男子に多い)、

どちらをどのクラスで指導したらいいのかという話の続きを。

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ついさきほど、五橋教室に通う仙台三高の女子の母親と面談がありました。

そこで出た話は次のようなものでした。

(母)ウチの子は数学ばかり教えてもらっています。
理解が遅いから、先生には同じことを2回も3回も説明してもらっていて…ホントにすいませんね、お手数をおかけして…

(私)ふ~ん、三高生でもそうなんだ…。
文系とはいえ三高に受かっているんだから、教科書の数学ぐらい一度で理解できそうなものだけど…

(母)しかもウチの子は質問があっても面と向かって言えない性格で…。
でも、手が止まっているとき先生が来てくれてどこが分からないのと聞いてくださるそうで…その辺もありがたいです。

(私)ああ、それはよくある話。
講師らには指示を出しているからそういう動きができるけど、でもそれもなあ…。

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私はそのとき、春先にウチの塾で行ったセミナーを思い出しました。

東北、北関東から約20教室の塾長が集まり、懇親会の場でその話が出たのです。

「最近、問い合わせの面談のときに、『ウチの子は質問があっても言えないから先生方からいろいろ声を掛けてほしい』って話があるんだけどさ…」

そう私が振ると、周囲にいた塾長はその話に一斉に食いつき、年配の先生らも30代の若手先生らも、あるある!と一様に反応。

そのあとに出た意見に私は大変驚きました。

A「そういう人には、それじゃあダメですよと説教しますよ」

私「えっ!」

B「そうそう。気付いてくれって何を言ってるんですか。社会に出たときそれでいいんですか?と言います」

私「えっ?えっ?お母さんに?」

C「そうですよ!それじゃあ仮に成績が上がってもそのあと絶対行き詰ります。ずっと誰かがそばにいるわけじゃないんだから」

私「ええ~っ!確かにそうだけど、それをお母さんに言うんですか?」

A「当たり前です。言いますよ」

私「でっ…でも!!!お母さんはコワいですよ?」

A「何を言ってるんですか。その人は分かってないから教えてやってるんです」

B「だいたいこっちだってそういう人に構っていられるほど暇じゃないし」

C「だから自分で言えるようになったらまた来てくださいと言ってその場は帰します」

私「ウッヒョ~~!!マ…マジっすか…」

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だいぶ話が脱線してしまった…。

面談後、席について思いました。

2回、3回説明されてやっと理解できる子が三高に…か。

とするとやっぱり、「理解が遅いけど高得点を取る生徒」を上でやらせた方がいいのかなあ。

でも閃きや理解が鈍い人が、あるときから急にスパスパ解けるようになることはなかなか…。

だったら問題をゆっくり解説するクラスの方で、その日理解して帰ってもらった方が本人のためだよなあ…。

してみるとやっぱり「理解は速いけど点数が取れない生徒」を上でやらせるか。

コイツが、心機一転、生まれ変わったように勉強すれば成績なんてすぐに上がるのになあ…。

でもナマケモノの性格を変えるって…

namake.jpg

これが一番大変なんだよねえ…。

私は講師一同に指示を出しました。

「三者面談しよ!考えても考えても結論出ないわ。納得してもらった方でいきましょう!」

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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