クラス替えの話②~生徒のタイプ~

クラス替えで判断する内容は以下の3つです。

①校内テストの得点
②模試の偏差値
③授業の理解力、処理速度(問題を解くスピード)

で、先日―

講師陣に決めさせたものを私がチェックすると、やはり中1・中2は、①の校内テストの得点が決め手になっていたようです。点数が一覧表になっていたもので。

私はその表を手に取りしばらく眺めました。そして毎度のことながら思いました。それは…

一致していない…

ということです。

それは①の得点と、③の処理速度です。

どうして何回説明してもチンプンカンプン、4回言ってようやく分かったと言ってくれるあの女子がテストで450を超えるんだろう?

一方でその逆。

どうして一発で理解してスイスイ問題集を解き進めるあの男子が得点が取れないんだろう?

…って、
「どうして」と言いながら答えは分かっています。

まずは、理解するまでが大変だけど高得点を取る生徒の話。

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この生徒は「考えて解く」のが苦手です。

したがって初見の問題や関数の応用問題のような、正解まで何段階もある問題にはほぼ対応できません。

でもそれ以外なら持ち前の真面目さ、マメさ、字の上手さでテストをうまく高得点にまとめます。

将来、決められたことを首尾よくこなす事務作業をさせたら、この人の右に出る者はいないでしょう。

最近の校内テストは考える問題がめっきり減りました。

ワークを3回繰り返していれば、比較的誰でも高得点が取れるような内容です。

だから今のテストでは、このタイプの生徒の弱点が露呈することは少ないと言えます。

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一方、頭の回転が速く、地頭でいったら前の人をはるかに凌駕するも得点が伸びない生徒の話。

こういうタイプは基本、勉強をナメています。
なぜならさほどやんなくても自分に分からないことはないからです。だから勉強をよくサボる。

でも、初見の問題や考える問題は大好物。よだれを垂らして取り掛かります。そして持ち前の集中力と頭の回転で鋭く解いてみせます。

そしてそれがまた…やっぱり自分は頭がいいんだという認識につながり、勉強をサボるようになる。なんとも皮肉な話です。

でも、テストは初見問題なんてごく少数。ほとんどは一度やった問題から出るわけだから、この人の得意な部分が表に出る場面はほぼありません。

そうしてテストでマジメな生徒に一杯食わされ、敗北を喫してしまうのです。

非常に良いものを持っているだけに本当にもったいない話です。

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さて、この二人。

どっちを上のクラスで指導した方がいいのかという話ですが、これが大変難しい。続きは次回に。

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ジャンル : 学校・教育

プロフィール

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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