論理と感情

一昨日の月曜日。

コピーを取りに奥の方に行くと、まだ午後2時過ぎだというのにもう自習に来ていた中3生を発見。

聞けばこの日は振替休みということで、家だと集中できないからこちらに来たんですって。

「あ、先生、数学教えてください」
女子はちょうど良かったというようにホッとした表情を浮かべてプリントを取り出しました。

「結構あります」
「どうぞどうぞ」

そこからは一問一問丁寧に解説。

CIMG1944.jpg

30分ほどかかって模試のすべての問題を教え終わった後にその子に聞きました。「解説を見ても分かんないの?」

すると、読めばそのときは分かる、でもちょっと経つとすぐに忘れる、模試の本番では思いつかない、どうすればいいのか…とのこと。

う~ん、よくある相談だ。そのためには2つあってね…

私は説明を始めました。

①間違った問題をもう一度解くこと。
⇒オレがよく言う×を○に変える勉強法を実践だ
⇒時間かけて解いたのも×扱い。即答レベルまで持っていくこと
⇒そうすれば自分のレパートリーが増えて解ける機会が多くなる

それともう一つ。

①閃くには頭が良くなければならない。
⇒そのためには普段から頭を使っていないといけない
⇒なぜ?どうして?と、論理的な視点で世の中を見るの

「論理的ってどういうことですか?」

「う~んと…感情的の反対かな…」

そのとき、机の上の生徒が書いたものが目に留まりました。

CIMG1946.jpg

「あら~、またきれいにまとめたね…。理科の計算は公式のまとめよりも問題をたくさんやった方がいいんだけどな」
「えっ、そうなんですか?」

CIMG1947.jpg

「お絵かきになっちゃってない?書くことに満足みたいな。あ、そういえば美術部だっけ?」
「いえ、吹奏楽部です」

「あら~…じゃあ数学できないわ」
「えっ?ハハハ、ダメなんですか」

「いや~過去の生徒の経験上、かなり厳しい…(笑)
だって、美術とか音楽やってる人って感性が大事だもんな。論理とは正反対の」

近くでコピーを取っている遠藤先生が苦笑いしているのが見える。分かるよね?

「例えば…思いのままにアドリブで弾いたりするでしょ?」

「あ!ハイ!そうですね!」

「それがまさに感性。論理と真逆だから。

数学派には無理だな。彼らはなぜそうなるのかと理屈で動くから。
どうしてソからミになるか、理由がないといけない(笑)

あと、美術でいったら赤富士とかさ、
どうして富士山が赤なのか。とてもじゃないけど赤には塗れない。

だからオレなんかは自分にないものだから、芸術には人一倍感動するね」

「へ~そうですかぁ」

「とにかく、物ごとをパッパッと感情で判断するんじゃなく、
こうなるから、こうなって、こうなる…
みたく理詰めで考えるクセをつけてみて」

女子は話を聞いて「はい、やってみます!」と笑顔で答えました。

ああ、でもなあ…
理屈っぽくなったらこの笑顔は失われるかもなぁ(笑)

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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