卒業生の訪問

受験が終わって一息つけるかと思いきや、連日のお問い合わせでてんてこ舞い!

嬉しい悲鳴とはこのことです。どうもありがとうございます!

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「塾、移転したんですね!」

おととい、懐かしい人が教室を訪ねてくれました。
「おお、お前は!何年ぶりだろう!いや~随分お美しくなられてまあ!」

その子は昔、中学、高校と、ウチの塾の個別に通っていました。

数学、英語、ともにまったくできなくて、しかも何回も教えているのに変なところにこだわってなかなか分かったとは言ってくれない厄介者(おっと失礼)。

それだけでなく、日によって気分の浮き沈みが激しい性格で、バツをつければブスッとし、マルを褒めれば「ここはカンタンなんで…」とブスッとし、まあ取扱いが大変なのはニトロ級、看護士であるお母さんが「ウチのがホントに毎回ご迷惑をおかけして」とたびたび持ってくる喜久福がなかったらストレス死することは確実でした(冗談です)

そんな気難しい子も、中3になって母の影響からか看護士を志すようになり、白石女子看護科を目指すことに。

同校は昔も今もかなり人気が高い学校です。

だからそこを受けるんだったら真剣に勉強しないといけません。なのにその子は、どの担当講師も、あの子は難しい性格で…と手を焼くほどのあまのじゃく。

そこで私は、彼女の目を覚ませるべく、中3夏のときに直接対決に打ってでました。

「もし本気で行きたいと思うんだったらさ、そんなヒネクレではダメだよ!
分からないなら分かりません。分かったなら分かったと素直に言わないと!」

「(- -) ブス~…」

「またすぐ貝のようになる。
今まではそれでも良かったけどさ。これからはそれではダメだって!」

「(- -) ブッス~~~~……」

「白石女子は甘くはねえんだ。
そんなんでは先生たちみんなお前に教える気にはなれねえよ」

「(- -) シラ~……」

「分かった。じゃあここまでにしよう。
ほかの塾に行ったら?もう手に負えないから」

「(´・_・`) ……」

「……受かりたいんでしょ?
今から心を入れ替えてやればまだ間に合うから。
ちょっとずつでいいから先生の言うこと聞いていこうよ」

「……ハイ…(T_T)」

と、こんな感じで性格改善からやって、どうにかこうにか志望校に合格。

しかし高校になって数学が赤点の連続になります。

何回教えても分からないのは健在で、そうこうしているうちにやがてまた元のヒネクレスネ夫君に逆戻り。

ある日―

女性講師が泣きながら私に言いに来ました。
「工藤先生…私はもうダメです…何を言っても答えてくれないし、手も動かしてくれません…」

私はすぐにその子のところに行って怒りました。

「まったく!お前はなんてヒドイ性格なんだ!」

「(- -) ブス~…」

「もういい!もうよぉく分かった!
こんなに、こんなにさ、時間をオーバーして先生方が親身に教えてくれているというのにさ!お前は何だ!
もう終わりだ。次回から来なくていいからな」

「(´・_・`) ……」

「……チッ……。やんの?やんないの?どっち!」

「……ヤリマス (T_T)」

「も~~う!分かったよ、泣くなよもう……。言い過ぎた。ゴメンな…」

「(>Д<) エーンエーン!」

と、こういうのが高3まで続き、専門過程に入ったところで塾は終了。いや~ホントに…シンドイ生徒でした。

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その日―
その子は笑顔で言いました。
「私、看護士になったんです!」
「ふ~ん…。…え?ウ、ウソ!」

DSCN0117.jpg

「ホントですよ~。病院に就職も決まりましたし!」
「ええっ!お前が?信じらんない…よく国試受かったね…」

「勉強しましたから!ちなみに白石看護は合格率100%です」
「はあ…やっぱ、あの学校スゲーんだな」

「最後の実習は本当にキツかったです。徹夜が何日も。でも先生のお陰で乗り越えられました」
「いやいや何もしてないから。でもよく頑張ったねー…お前がねー…」

この子の中学高校時代を知っている私からすると、学力的にもそうだけど、看護士のように人と関わる仕事は絶対無理と思っていました。

それがこうしてね……立派になってまあ…

「あ!そうだ!」
私は思い立って一つ質問をしました。

「ところで勤め先はどこの病院?」
「○○病院です^^」

「分かった。いや、意識不明の中でも救急車の隊員にそこだけはヤメてと言わないといけないから」
「え?どうしてですか?」

「だってお前がいるんだろ?ケアレスミスでヘンな薬打たれてはたまらないからな」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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