受験合格へのカギ③~vs傲慢男子編~

<前回の続き>

「枠にハマるように文字を小さく書こうなんて、
お前たちはつゆほども思わないんだ。

お前たちに決定的に不足しているもの…もう分かったな?」

そう言ってグルッと見渡すと、手前に座る男子がボソッと言いました。

「『謙虚さ』ですか?」

「そうだ。正解」

******************

先日の三者面談。

私はE君の成績を取り出して、
「偏差値がここまで来ればよほどのことがない限り大丈夫です」とお母さんに告げました。

「内申が3点台でもですか?」

「ええ、本来はキツイ状況なんですが、
この得点までくればまず間違いないです。ただ…」

ここで話を区切ってEをジロッとにらみつけ―

「ペン回しをしないなら、という条件付きです」

こういうと、お母さんは、えっ?という表情。
すかさずEはフォローしました。
「もう回してないっス!」

「へえ、中毒だったのに。よくやめられたね」

私の言葉にEは「まあ」と笑って返答。
一方、お母さんは不思議そうな顔。「ペン回し?」

「いや~この人はとてつもない才能を持っているんですが…
基本、人をナメくさってるんです。
字は雑、証明は枠をハミ出る。
授業中に肘をついてペンを回す…」

普通の家にはこんなにズケズケと物を言えませんが、Eの家なら大丈夫。母子ともに笑っています。

「そういう部分が答案にも出ています。

相手に合わせよう、聞かれた通りに答えようという殊勝な心掛けがないから、問題の指示に従わないミスが起きてしまう。

あれは注意が不足しているのではありません。

何が不足しているんだっけ?」

ここでEに話を振ると、Eは「謙虚さです!」と笑って答えました。

「そうだ。お前にそれが備われば合格は疑いようもない」

すると突然、お母さんは驚いて言われました。
「それでノートにあんなに大きく『謙虚』って書いてあったんだ!」

「えっ?」

「いや、ノートの表紙に『謙虚』って大きく書かれていて何なんだろうって思ってたんですよ。そういうことですか!」

「は・・・はぁ・・・」

すぐに隣を見ると、Eは照れくさそうに笑っています。

ふーん、お前はやっぱり偉いなぁ。こんなに成長するとは思わなかった。

誰に言われず、「謙虚」とノートに書いた時点ですでに謙虚じゃないか。

これで安心して送り出せるよ

******************

前回ブログのA君。

meの和訳を抜かしているのに、
当たっているだろうとマルを付けるのは「謙虚さ」が足りないから起こります。

そしてそれが指示違反ミスや漢字ミスを引き起こし得点が伸びないことになる。

模試の自己採点と、返された実際の結果を比べて30点以上離れている人はほぼこれに当てはまります。

早い段階でこのことに気がついて対処してくれると、

成績だけでなく内申点も上がってくるんだけどな・・・。

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR