試験直前③
冬期講習のチラシができました。ホームページで見られます。
どんな塾?どんな授業をやってるの?と思った方はブログ↓を見てください。
******************
授業後―
さんざん図形問題をやってきたのに、解けなかった生徒やもっとやりたい生徒らが授業後残って、「先生!もう一問!」とおねだりしてきました。
フフ……もっとノックお願いします!ってか。悪くない、悪くないぞぉ!

すぐに問題を出す。
数分後、「できた!」「できました!」「私も!」と手が挙がる。
答えを言わせると、「5:12!」「7:30!」「65:8!」とバラバラ。
「どうして1個の問題で答えがこんなに違うんだ(笑)…アカサカ、お前は?」
「125:282!」
「堂々と3桁をこたえるその度胸は素晴らしいが…全然、違うっ!ノア、お前は?」
「15:18です」
「お前…それ3で割れるだろ…」
「あ…(笑)…5:6です」
「はぁぁぁ~~~違うっ!全員違うから。もう一回説明するぞ。ここがこうなってこうなって…分かった?」
「分かった!先生、もう一問!」
と、こんなサイクルが4回、5回と続く。
やがて、ノアが苦痛に歪んだ表情で言いました。
「もうヤダ!どうして数学って答えが一つしかないんですか!」
「ハハハ、何言ってんだよ。それがいいんじゃないか」
「イヤだ!答えが複数あった方がいい。国語とか、頑張った分だけ部分点がもらえるじゃないですか」
「フフフ…まあそうだけど…、お前は数学キツイかな…感情で生きてるからなあ…」
「感情?」
「前に言ったろう?
音楽家はどうしても論理性に欠けるって…。
あ、でもこないだ読んだ本にこうあった。
プロとアマの違いは何かって聞かれてプロのヴァイオリニストがこう言ったんだよ。
アマは曲の美しさを感性で判断しているけどプロは違う。
プロはメロディの素晴らしさを論理的に考えてきちんと証明できるんだって。
オレはそれを読んで、へぇ~やっぱりプロは違うんだな~って思ったね。
決して感情任せではなくて論理も働かせるんだから」
私がしみじみとこう話すとその女子は無表情で言いました。
「なんか、、、数学だけじゃなく音楽まで否定された気がする・・・」
******************
やがて時刻は10時を回り、押し問答はまだ続きます。
「はい答えは?25:82?全然違う。
答えはこう!はい、今日はもう終わりねっ」
「先生、もう一問だけ!もう一問お願いします!」
(ついに10回目へ)
「はい終了~!答えは?
なにィ~?違うッ!どうしてそうなるんだッ!」

「先生、次で最後!もう一問お願いしますッ!」

アラフォーにしか分からないであろう、本郷コーチ&鮎原こずえのようなスポ根的やり取りも気づけばもう午後10時半…
公民の特別授業に始まり、現在まで約5時間ぶっ続けはさすがに疲れた。

この日…残務処理を終えて塾を出たのは午前1:30。
帰ったら帰ったで、カミさんが「今まで何してたの」とおかんむりだし…やれやれ……
どんな塾?どんな授業をやってるの?と思った方はブログ↓を見てください。
******************
授業後―
さんざん図形問題をやってきたのに、解けなかった生徒やもっとやりたい生徒らが授業後残って、「先生!もう一問!」とおねだりしてきました。
フフ……もっとノックお願いします!ってか。悪くない、悪くないぞぉ!

すぐに問題を出す。
数分後、「できた!」「できました!」「私も!」と手が挙がる。
答えを言わせると、「5:12!」「7:30!」「65:8!」とバラバラ。
「どうして1個の問題で答えがこんなに違うんだ(笑)…アカサカ、お前は?」
「125:282!」
「堂々と3桁をこたえるその度胸は素晴らしいが…全然、違うっ!ノア、お前は?」
「15:18です」
「お前…それ3で割れるだろ…」
「あ…(笑)…5:6です」
「はぁぁぁ~~~違うっ!全員違うから。もう一回説明するぞ。ここがこうなってこうなって…分かった?」
「分かった!先生、もう一問!」
と、こんなサイクルが4回、5回と続く。
やがて、ノアが苦痛に歪んだ表情で言いました。
「もうヤダ!どうして数学って答えが一つしかないんですか!」
「ハハハ、何言ってんだよ。それがいいんじゃないか」
「イヤだ!答えが複数あった方がいい。国語とか、頑張った分だけ部分点がもらえるじゃないですか」
「フフフ…まあそうだけど…、お前は数学キツイかな…感情で生きてるからなあ…」
「感情?」
「前に言ったろう?
音楽家はどうしても論理性に欠けるって…。
あ、でもこないだ読んだ本にこうあった。
プロとアマの違いは何かって聞かれてプロのヴァイオリニストがこう言ったんだよ。
アマは曲の美しさを感性で判断しているけどプロは違う。
プロはメロディの素晴らしさを論理的に考えてきちんと証明できるんだって。
オレはそれを読んで、へぇ~やっぱりプロは違うんだな~って思ったね。
決して感情任せではなくて論理も働かせるんだから」
私がしみじみとこう話すとその女子は無表情で言いました。
「なんか、、、数学だけじゃなく音楽まで否定された気がする・・・」
******************
やがて時刻は10時を回り、押し問答はまだ続きます。
「はい答えは?25:82?全然違う。
答えはこう!はい、今日はもう終わりねっ」
「先生、もう一問だけ!もう一問お願いします!」
(ついに10回目へ)
「はい終了~!答えは?
なにィ~?違うッ!どうしてそうなるんだッ!」

「先生、次で最後!もう一問お願いしますッ!」

アラフォーにしか分からないであろう、本郷コーチ&鮎原こずえのようなスポ根的やり取りも気づけばもう午後10時半…
公民の特別授業に始まり、現在まで約5時間ぶっ続けはさすがに疲れた。

この日…残務処理を終えて塾を出たのは午前1:30。
帰ったら帰ったで、カミさんが「今まで何してたの」とおかんむりだし…やれやれ……