目標は何位?

「テスト範囲渡されたよ!」
と、名取二中の生徒(中2)が範囲表を持ってやってきました。
来月の20,21日にほとんどの学校で1学期期末テストが行われます。

(もう渡されたの?今回も早いなぁ…)

紙を受け取りながら、名取二中の迅速な動きにいつもながらに感心。
「試験に向けて早くから準備しなさいよ」という学校側のメッセージが伝わってきます。

他の中学はまだ範囲をもらっていませんが、そろそろ試験のことを意識させる必要がありそう。
そこでみんなに向かって言いました。

「おい、A君、次は何位を取るんだ?目標を教えてくれ」
「あ…いや…え~っと…」

前回60番台から30番台に上がった生徒にふると、モジモジしてズバッとした返答がありません。

続けて隣に座っている同じ中学校のB君に振りました。
彼は入会まもないので、今回が勝負のときです。

「お前は?10位ぐらいか?」
「え?…いや…その…あの…」
「おいおい、何をモジモジしてんだよ。女の子に告白してるみたいだな…」

さらに後ろに座っている同中学校10番台のC君に振りました。
「お前は?まあ1ケタは当然だろうけど」

すると笑顔で元気よく「無理です!」との返事。

「はぁ?よく聞こえなかったな。今何て?」
「無理です!」
「ぬわぁに~!!」

私は前の席のA君に再度振りました。
「おい、あいつは無理だってよ。チャンスだな。抜いちゃえよあんなの」

彼は期待を寄せられていることがうれしいのでしょうか、若干はにかんでいますが「え…、い、いや…」とハッキリしない様子。

「お前、こないだの模試の偏差値凄かったろうが。今が羽ばたく時なんだよ!ということで、1位な」
「え…それは…無理です」
「はぁーーー…お前も言うかぁ…、じゃあいいよ…、1ケタな」
「いや~…それも無理っていうか…」

そしてA君、B君、C君で「〇〇は天才だからな」「△△も超頭いいよ」「あと、××君もいるよ」「ああ、★★という塾にいってるんでしょ」とざわざわ…。

(こ、こ…こいつら…、だ…黙って聞いてりゃあ…)

とうとう私は噴火した。

「このクズどもがっ!」

「あ、ハハハ、それカイジだ!」

「やかましいっ!お前は黙ってろいっ!
 無理無理無理無理ってな~。
 どいつもこいつもホントに…」

(ああ、今年もか…
 どこから話そうか…。
 どうしてこう毎度毎度ここから入らないといけないかなぁ…)

今年もカテナイン患者に悩まされそうだ。

※過去の記事↓
カテナイン患者とは(1)
カテナイン患者とは(2)

私は少し落ち着いてから、ゆっくり生徒らの顔を見渡した。
一連のやり取りが面白かったのだろうか、ニコニコ顔でこちらを見ている人が多い。
こっちは怒りを通り越して呆れ返っているってのに…まったく…。

彼らの笑顔に、思わずつられて口元が緩む。
イカンイカン…、ここはシメないと。
ビッと気合を入れて切り出した…。

「あのな…よく聞けよ…」

テーマ :
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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