これ、難しすぎ!
昨日の中1の授業にて。
中1数学はいま「比例」を習っているところで塾でもここがメインではあります。しかし、次のテストでできる人とできない人の分岐点になるのは何といっても「方程式の文章題」。
そこで塾では「比例」をやりつつ、文章題のプリント学習を行っています。
プリントにある、「速さと道のり」「食塩水」の問題を見て、「ああ、前やったやつだ!どう解くんだっけ?」という声が方々から上がります。
(シメシメ・・・やっぱり忘れてた・・・)ということで、5分ほど考えさせたあと、図を書いて考え方やヒントを提示します。
「ああ、そうだった!」「思い出した!」と声が上がり、次々手が動き始めました。
はいできた人!と聞くとほぼ全員の手が上がり、では2問目やってみてと指示。
すると2問目は応用問題だからかなかなか手が進みません。
ここはどうやら解説が必要なようで、ハイ全員見て!といって、やり方を説明。
分かったのか尋ねると、「分かったけど・・・難しいー!」「これは難しすぎる」「解けないよ」の声。
「まあ確かにそうだけど・・・でも難しい方がいいだろ?」とふると、
「ええ~っ?カンタンな方がいい!」の声が。
「はぁ?ナニ言ってんの!問題は難しい方がいいに決まってるだろ」
「ええっ?」
「問題がカンタンだったら、みんな当たっちまうだろうが」
「・・・」
「さっきの1問目、全員当たってたじゃないか。あんなのばっかりだったらつまんないだろ?」
「いや・・・そうでもないです・・・」
「おいおい・・・お前、事態がよく飲み込めてないようだな。
みんな当たってたら、お前の優位性をどうやって証明すんだ?」
「ユウイセイ?」
「そう!難しい問題がきたら、まさにそのときがお前の優秀性を世間に示すときじゃないか!
カンタンなの解けたって・・・それじゃそこら辺を歩っている人となんら変わりないよ。周りがバタバタと討ち死にするそのときこそが勝負だろ!」
「はあ・・・」
「オレが中学のとき、実力テストとかがカンタンだと、非常にがっかりしたもんだ。これじゃみんな解けちゃうじゃねーかって。問題見て、『おっ!これは難しいかも!』と思ったときは・・・なんつーか・・・からだ全身が喜びに打ち震えたもんだなぁ・・・。そして問題を解く前に心の中で手を合わせるんだ。『ああ、この問題を作ってくれた人・・・難しくしてくれてありがとう!』ってな。そう思わないか、R君?」
「うん、言われてみれば確かに。」
「だろ?お前は素直で大変素晴らしいね。K君は?」
「なるほどと思いました!」
「よし!お前らはで勉強きるんだから難しいのほど喜ばなきゃ。ただH君、お前はまあ・・・カンタンなのをしっかり取って行くんだぞ。」
「先生!オレだって難しいのやります!」
「素晴らしいっ(パチパチ)!
いや~~よく言った!
そっか~、いや、さっきのは実はカマかけたんだ。
もしお前が『はい、そうします』なんて言ったら・・・、
そうかーやっぱりそっち側かーって思ったんだけどね。
でも、お前は今カチンときた。
いいね~、プライドでてきたね~、俺が待ってたのはそれだよっ!」
****************
「難しいからあきらめる」というのではなく、「難しいから自分が解くんだ」という考え方へシフトさせることが大事です。これは何も数学の問題に限らず、人生においても必要なこと。中1ながら、育ってきているのを実感しています・・・。
中1数学はいま「比例」を習っているところで塾でもここがメインではあります。しかし、次のテストでできる人とできない人の分岐点になるのは何といっても「方程式の文章題」。
そこで塾では「比例」をやりつつ、文章題のプリント学習を行っています。
プリントにある、「速さと道のり」「食塩水」の問題を見て、「ああ、前やったやつだ!どう解くんだっけ?」という声が方々から上がります。
(シメシメ・・・やっぱり忘れてた・・・)ということで、5分ほど考えさせたあと、図を書いて考え方やヒントを提示します。
「ああ、そうだった!」「思い出した!」と声が上がり、次々手が動き始めました。
はいできた人!と聞くとほぼ全員の手が上がり、では2問目やってみてと指示。
すると2問目は応用問題だからかなかなか手が進みません。
ここはどうやら解説が必要なようで、ハイ全員見て!といって、やり方を説明。
分かったのか尋ねると、「分かったけど・・・難しいー!」「これは難しすぎる」「解けないよ」の声。
「まあ確かにそうだけど・・・でも難しい方がいいだろ?」とふると、
「ええ~っ?カンタンな方がいい!」の声が。
「はぁ?ナニ言ってんの!問題は難しい方がいいに決まってるだろ」
「ええっ?」
「問題がカンタンだったら、みんな当たっちまうだろうが」
「・・・」
「さっきの1問目、全員当たってたじゃないか。あんなのばっかりだったらつまんないだろ?」
「いや・・・そうでもないです・・・」
「おいおい・・・お前、事態がよく飲み込めてないようだな。
みんな当たってたら、お前の優位性をどうやって証明すんだ?」
「ユウイセイ?」
「そう!難しい問題がきたら、まさにそのときがお前の優秀性を世間に示すときじゃないか!
カンタンなの解けたって・・・それじゃそこら辺を歩っている人となんら変わりないよ。周りがバタバタと討ち死にするそのときこそが勝負だろ!」
「はあ・・・」
「オレが中学のとき、実力テストとかがカンタンだと、非常にがっかりしたもんだ。これじゃみんな解けちゃうじゃねーかって。問題見て、『おっ!これは難しいかも!』と思ったときは・・・なんつーか・・・からだ全身が喜びに打ち震えたもんだなぁ・・・。そして問題を解く前に心の中で手を合わせるんだ。『ああ、この問題を作ってくれた人・・・難しくしてくれてありがとう!』ってな。そう思わないか、R君?」
「うん、言われてみれば確かに。」
「だろ?お前は素直で大変素晴らしいね。K君は?」
「なるほどと思いました!」
「よし!お前らはで勉強きるんだから難しいのほど喜ばなきゃ。ただH君、お前はまあ・・・カンタンなのをしっかり取って行くんだぞ。」
「先生!オレだって難しいのやります!」
「素晴らしいっ(パチパチ)!
いや~~よく言った!
そっか~、いや、さっきのは実はカマかけたんだ。
もしお前が『はい、そうします』なんて言ったら・・・、
そうかーやっぱりそっち側かーって思ったんだけどね。
でも、お前は今カチンときた。
いいね~、プライドでてきたね~、俺が待ってたのはそれだよっ!」
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「難しいからあきらめる」というのではなく、「難しいから自分が解くんだ」という考え方へシフトさせることが大事です。これは何も数学の問題に限らず、人生においても必要なこと。中1ながら、育ってきているのを実感しています・・・。