子どもが勉強をしないときは

母親との面談で一番多いご質問に「子どもが勉強をしない」というのがありました。

いくつか前のBlogでも扱っていましたが、今回はその第二弾を。

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「学校から帰ってきて、夕飯を食べたかと思うと、すぐ自分の部屋へ引き上げて・・・一体何をやっているのやら・・・。」と心配そうにお話くださるお母さん。

「『この洗濯物をしまうため』みたいな感じでちょっと部屋の様子を見にいったら、パソコンで動画を見ていて・・・。全く勉強をしていません。何でやらないの!と怒ると、『分かってるよ!』とか『いまからやろうとしていた』とか言われ・・・。もう全然言うことを聞いてくれません・・・。」

「なるほど・・・。あいつ、家ではそんなですか・・・。塾では、一生懸命に問題を解いているのに。」

「学校の先生も同じことを言ってました。ウチでだけなんですかねぇ・・・。私がガミガミ言うのがいけないのかしら・・・。」

「うーん・・・。まあ、男子なのでたまに宿題をしてこないときはありますが・・・。でも成績は入会前に比べてだいぶ上がってますよね。」

「それはそうですが・・・。」

「この前のテストもがんばってると思いますよ。理科がもうちょっとでしたが・・・。」

「そうなんです!それで怒ったんですよ!なのに家で理科を全然やろうとしなくて・・・。」

ちなみにこの生徒、理科は60点台だったものの、ほかはバッチリできており、入会前と比べたら見違える成績になっています。一般的に、お母さん方は良い点はスルーし、悪い点に目が向きがちですが、良くなったときに果たして褒めていたでしょうか。

こういうケースでは、我々もつい理科の失点に目がいってしまうのですが、今度こういうことがあったら、そこをあえて口には出さず、わざと逆を言ってみてください。

以前、こんなことがありました。英語が60点台でほかは全部90以上というA君に担当講師が言ったのです。
「英語が60点?うわー、ヒドいな・・・なんで?ちゃんと勉強した?」

すると生徒は、
「勉強しましたよ!でも、今回は問題が難しかったんです!ほかの人も難しいって言ってましたよ。平均が45点だし・・・。これでもいい方なんですよ!」

その生徒はプライドの高い生徒でした。これでは、失点に傷心している生徒に追い討ちをかけるようなものです。そのやりとりをたまたま見ていた私は、別の日に成績ファイルをめくりながら彼に近づいて声をかけました。

「どれ、A君は今回のテストどうだった?へー、なかなかやるじゃないか。・・・ん?英語は60点?ほう、お前さんでこの点数ってことはよほど難しかったんだな。でもまあ、がんばったんじゃない?(全く根拠なし)」

するとその生徒は、前とは全く反対のことを言い出しました。

「いや、全然ダメでした。もうちょっと単語とか勉強しとけばよかった。」

前は「勉強やりましたよ!」って言っていたのに、まるで逆のこと言っています。
面白くなってきたので、さらに追い討ち(追いホメ?)をかけました。
「でも、平均は45点と聞いたぞ。良くやったじゃないか。」

すると、
「いや、全然・・・ほかはカンケーないッス。オレ、バカ過ぎる・・・。次はもうちょっと勉強しないとな・・・。」

このように同じ人間が、話の振り方一つで変わるんですね。

やらない、怠けてる、遊んでることを注意し、「勉強しなさい」と言いたくなる気持ちは良く分かります。
しかし、ときには認める、褒めることをしてみてください。
彼のように「勉強しないと・・・」という言葉が聞かれたら、あとは見守ってあげるだけです。

プロフィール

hyperlearnig

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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