入試まであと2週間!③

他の机には中2女子が。
「早いね!授業までまだ1時間以上あるよ?」
「はい!」

「家に帰らないの?真っすぐ来たのかな?」
「はい、一回帰るのが面倒だから」

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「ふ~ん。でもこうやってちゃんと勉強しているんだからね。偉い偉い。それは?」
「あ、学校の宿題です」
「へえ、偉いなあ!」

「あれ?お隣さん、あなたのそれは?」
「あ…今日の塾の宿題です…(笑)」
「だよね…。早く終わらせようね(--)」

*****************

別のテーブルでも中3のオレンジジャージ2人が向かい合って勉強していました。

(ほう、あの二人…
1ヶ月ほど前は自習中のおしゃべりが過ぎたけど、入試2週間前ともなるとさすがに真剣だ)

私は近寄って声をかけました。
「どこを受けるの?」

すると一人は私立に行くことになっていると返答。
「それなのに勉強かー!いやあ立派立派!あなたは?」

もう一人の方に声をかけると、こちらは後期があり、名取高校を受ける予定とのこと。

偏差値は足りているのか聞くと、笑顔で「はい」と答え、手元には社会の一問一答が広げてありました。

私はそのさまを見て安心しました。

大丈夫と思われている人で不合格になるケースは大きく2つあります。

一つは緊張しすぎる人。

例えば私が声をかけて、もしその子が、

・ゆとりがなく、顔はこわばり、息も絶え絶えで返答し、

・手元に意味のないもの(図形の難しい問題や、入試に関係のない学校のワークなど)が広げてあったら大変マズいです。

もう一つは緊張感のない人。

・あと何日だと思ってんの!とツッコミたくなるぐらい危機意識がなく、

・余裕からか、または集中力不足からか、勉強をやらない、またはやる量が少ない人。

この2パターンは、たとえ偏差値が足りていても非常にデンジャラスです。

その点、この女子は、

・笑顔で偏差値の話に答え、→心にゆとりがある!

・社会の一問一答をやっていました。→即、得点になるところ!

だからそのさまを見て安心したのです。

本番まであと2週間。。。

その辺をよくよく注意して見ていかないとな。

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入試まであと2週間!②

<前回の続き>

これまでは、生徒らのおしゃべりを封じ込めるために険しい顔つきで通路を周回していました。

でも今はもう入試を目前に控えた時期だけあって、そんなにリキむ必要はなさそうです。

ふと、角を曲がったところに、前期で宮一に受かった中3女子が勉強しているのを発見。

「ほう!図形をね。そうそう!どんどんやって!」
「もう分かんない!図形ヤダ!」

フフフ…この狂犬とも、もうじきお別れか…

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次の角を曲がると、、、

「おお~~~ッ!お前は!」
「あ!先生!」

前日の日曜日に高専の受験があった生徒です。「ようよう!どうだったのさ結果は!」

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この男子、中2の冬にこちらに来たときはAクラススタートでした。

でもそのあと数学が目覚ましく伸び、冬にようやく高専のボーダーライン(60)に到達。

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「感触はどうだったの?」
ドキドキしながら聞くと、数学はかなりできたとのこと。

「高専は数学が2倍だからな!ということは……行ったか?」
「いや…まだわかりません(笑)」

焦る私をよそに男子はカバンから入試問題を取り出しました。

「そうそう!数学、先生に教わった正四面体が出たんですよ!12分の√2a三乗の公式、覚えといてよかったです!」
「な…なに?!」

あれは冬期講習でした。

正四面体の体積を求める方法は3通りあると言って、すべてのやり方を示すも、どれも手順が複雑でなかなか生徒は覚えてくれません。

いや、やり方は頭では分かっていても、答えまでたどり着かないといった方が正確か。

そこで私は、だったら公式を作っちゃおう!と言って、その場で作ったのでした。

「数学が苦手な人はこれを丸暗記して!
数学が得意な人も、これを知っとけば大幅な時短になるから超便利だよ!」と。

「で?それを覚えていたのか?」

驚いて聞くと、「はい!」と男子。

「オレは覚えてないけど…。√2でいいの?√3じゃない?」
「いえ、√2です。ほら!」

男子はそう言って、ノートと問題を見せてくれました。

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「休み時間中に見といてよかったです!」と男子はホクホク顔。

「ひえ~!ホントだ!いや~やっといて良かった!しっかしよく覚えてたなあ!」

男子は続けて言いました。「関数もです!」

「え?」

「ほら、点がバラバラに浮いている三角形の面積を一瞬で出すワザ」

「ああ、アレは教えたけど、使う場面があったのか?」

「はい!すごく便利でした!これです」

「おお…ホントだ…」

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いや~ここまで一緒だとは!

男子は高専がダメだった場合に備えて、県工の後期の勉強をやっていますが…

ここまで来たらぜひ受かっていてほしい!

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入試まであと2週間!①

月曜日、午後5時半の小学生↓

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太白区からお越しで、「中学準備講座(全7回)」の体験学習に来ている小6男子のお母さんと逸見さんの立ち話が聞こえてきました。

なんでも下(小4)のお嬢さん、2回の体験学習が終わり、授業がとても楽しかった。この日、お兄さんと一緒にまた来たかったという内容で、わくわく文庫の読書も楽しかったし、先生にたくさん褒めてもらったことがうれしかったとのことでした。

いやー…そういう意見をもらえると働いている方はパワーが出ます。
どうもありがとうございます!

******************

通路に出ると、多くの人が自習に来ていました。

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手前にいた一高生、ファイルから数学のテストがひょこっと顔をのぞかせています。

「先生、ちょっと見てくださいよこれを…」とテストが言っているような気がしたので、彼のファイルに手を伸ばして中身をそ~っと取り出すと…

「はあ?55点?これは100点満点なんだよな」

「あ、はい…(笑)」

隣にいたマシーンも同調して言いました。
「僕もひどいです(笑)」
「何点?」
「60点台で…」

問題を見るとどれも基本問題。

(増中、名取二中の1位がねぇ…兵どもが夢のあと…か…)

たぶん習いたてで出されたテストだからこんな得点だったのだろう。でもここは言っておかねば。

「はあ~~~っ」
私は深くため息をついた後に言いました。

「お前ら…これは超基本だぞ。こんぐらいは余裕でできないと。貧弱すぎる!もっと勉強しろよ」
「いや~…ハイ…」

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全体をぐるっと一周。

三高を受けようと頑張る女子生徒↓
大変ストイックで、考えてもわからないところが出ると積極的に質問を持ってきます。

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先ほど私のところに持ってきた「低気圧と前線の関係」は基本も基本で、一瞬これを知らないのかと驚きましたが、そういう感情を表に出してはいけません。

私は机にあった裏紙を手に取り、前線の断面図を書いて仕組みを丁寧に説明してあげました。

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角を曲がると市工を受ける男子が社会をやっていました↓

でも勉強のやり方を見るとあまり良くありません。

「そこの分からなかった問題なんだけどさ」
私はすぐに声をかけました。

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「分からないところは答えを書いて終わりにしてはダメだよ。
間違ったら問題番号横にこういう風にバツを付けるの。
そして明日また解く。ダメならまた明日。
そうやってマルになるまで何回でもかかっていくんだ」

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前期で受かった人には、この時期、数学の図形をたくさん解くように指示しています↓

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中3はこの日授業がありません。
なのに合格後もこうやって自習に。
偉いもんだなあ…と感心していると、イライラしているのか、女子は鉛筆で机をカンカン叩き始めました。

「どうした?分かんないの?」
「全然わかんない!」

「ええーっと、ここに一本線を引いてみて」
「はい……」

「そしたらほら、ココが直角三角形になっているから…」
「あ!わかった!」
「声がデカいよ!」

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穴の修復が一番!

午後3時―

小学生の教室に入る。
「だからここはこうなって…」と一人一人に丁寧に教える先生方。

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小学生はちょっと目を離すと手が止まってしまうので、こうやって個別に教えます。

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自習スペースに出ると、校内試験真っ最中の高校生が勉強していました。

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後期入試まであと2週間。中学生もやっています。

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学力トップクラスのある男子、何の勉強をやっているのかなと手元を覗くと…

冬期講習のテキストで間違えたところの解き直しをしていました。偉い!

その後の授業の冒頭、私はクラス全体に向かって言いました。

「後ろに並んでいる図形のプリント、1枚ずつ取ってやってもらうけどどれも難しい。

前期合格者はこういうものこそ、今じっくりやってもらいたい。

なぜなら高校数学で図形ができない奴は、中3の相似三平方でつまづいているケースがほとんどだからね。

今、『できない』『見えない』と言っている人は、高校生になっても問題ができないし補助線が見えない。

だから受験から解放された今はこういうものにじっくりあたってぜひ脳みそを耕してもらいたい。

一方、後期試験を控えている人!

こういう図形問題は劇薬だ。

こんなものを今ウンウンと考えるのはやめてもらいたい。やって1日1枚だな。

それよりもほかのもの、例えば社会の用語チェックとか、数学だと以前やった問題のバツの解き直し、こういうものに真剣になってもらいたい。

さっき自習していた○○の手元を見て感心した。

やつは冬期講習のテキストを開いてバツの解き直しをしていたんだ。

トップ校を受けようというやつが、中1の3学期に習う最頻値とか中央値のバツを確認しているんだぞ?

いや~…メッチャ大事!

みんなも新しい問題に次々取り組むのではなく、自分の穴の修復に努めること。

これが受かるための一番の方法なんだ。後期を受ける人は以上のことを徹底な!」

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スランプ脱出?

お久しぶりです!

前期試験の合格発表が終わってから一週間、何も書けませんでした。

たま~に、こういうスランプがあります。

あれもこれもやらないと…と、課題が山積しているときに自身に突如として襲いかかってくるのです。

ほかにやるべきことがたくさんあったからブログが遅れたのかというとちょっと違います。

やることがあまりに多すぎて、バブルがパンッ!とはじけるように脳みそが空っぽになってしまったのです。

それでも時間は刻一刻と過ぎてゆく。

ああ…やんないと!

時計やカレンダーを見るたびに焦るのですが、行動がついていかない。これ、生徒の皆さんにもありますよね。

私はそういう生徒には、
「落ち着いて。一気にすべては解決できないよ。まずは一つずつでいいから消化していこう!」

なんて偉そうに声をかけますが、なんのことはない、自分でもこうなんです。

で、結局どうしたか。

同じです。

私は心の中で自分に堀ちえみのように言い聞かせました。
「私はバカでノロマな亀。一つずつ消化していこう…」

で、手始めに何からやるか。

私はこの前このブログで、ウオ~!とバカ丸出しで叫んだことを思い出しました。

そうだ!とりあえずカラオケに行こう!

そこで先日の授業後の日付が変わる頃、某カラオケ店で約1時間半ワンマンライブを決行。

サザン、ユニコーン、ブルーハーツ、沢田研二から、ジギ―、ボガンボス、ニューエストモデルなど自分のストライクゾーンをフル熱唱すると、自分の心の中にあったモヤモヤは完全に吹き飛び、全身にエネルギーが充填されました!

翌朝―快適な目覚め。すでに気持ちは闘志満々です。

そんな中、ふとワイシャツを見たとき、今まで敬遠していた初めてのことに挑戦しようという気持ちまで湧いてきました。

よし、アイロンをかけよう!

カミさんが亡くなってからのこの8か月、ワイシャツはすべてクリーニングに出していました。

でも最近は店に出向くヒマがなかったので洗濯機へ。
すると当然シワができる。

じゃあアイロンをかければ良いではないか。

しかし、その使い方が分からない。
説明書を探すために戸棚を引っ掻き回すも…ない。

それでそのまま放置となっていたシャツがいくつかあるのですが、その朝とうとう思い立ったのです。よし、説明書なしでやってみよう!と。

アイロン台にシャツを置く。
水を入れたアイロンをコンセントに差す。
よし、電源ランプがピカッと光ったぞ。

ボタンやつまみがある。
あるボタンに霧が噴き出すようなイラストがあった。
これを押せばいいんだろう。

押す。
しかし反応がない。
なぜだ?プシューッと出ないのかい?

そのとき、中2理科の飽和水蒸気量曲線を思い出しました。

ああそっか、水蒸気は目に見えないからな。
きっと服にあてたとき秘かに出ているんだろうな。

アイロンの取っ手をつかんで持ち上げた。
シワになった部分にあてる。

…変だ。
シワが直らない。

ボタンを連射する。
しかし何も変化がないようだ。

まったく…これだからイヤだ。

「誰でも手軽に簡単にできます!」
電化製品にはよくこんなことが書いてある。

ウソつき!
そう書いてあるものに限って簡単に出来た試しがない。

アイロンをひっくり返して底の部分を調べた。
壊れてるのかな。でも電源は光ってる。

なんか全体的に熱を帯びてきたようだぞ。
パイロットランプという部分が光ったり消えたりしている。なんだこれは。

試しに例の、霧マークのボタンを押した。すると―

プシュ~~ッ!

高温の湯気が無数の穴から一気に噴き出した!

そしてそれはモロに左手にかかり…
アッチィィィィ~~~!!!

ああイヤだっ!これだからイヤだ!
なんて難しいんだ!
微積分の方がどれだけラクか!
電源に差して、あったまるまで時間がかかんのかよ!
だったらそう機械に書いててくんないかなあ!

(ホントにもう……)

そこからは泣く泣くアイロンを滑らせる。

湯気を出しながら縦に横に滑らせる。

シワが取れてきた。

ジ~ン…。

ちょっと嬉しくなった…(´∀`*)

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プロフィール

Author:hyperlearnig
<塾長> 工藤 豪

大学卒業後、半導体エンジニアの道へ進む。
2年後脱サラし、生徒らとの一喜一憂をもとめて2000年に塾を設立。

地域の学力に貢献しているかは不明も、成績を伸ばしたいと考える彼らのために日夜奮闘中!

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